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Once upon a Spring funeral


[前回までのあらすじ]

桜の写真を撮りにふらっと立ち寄った神社の境内に、『爆心地』と刻まれた石碑を見つけたむっちーは、
同じように模擬原爆を落とされた場所が、実家の近くにもあったということを知り、
この集落で生活するようになって20年経ってようやく、この地で起きた”あの日”の傷跡を目に焼き付け
ようと探索を始めるのだった・・・。


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この日はたまたま町内の春祭りの日・・・と言ってもなまはげは来ねえわ、昼からの冷たい雨のせいで
獅子舞も巻き巻きでやるもんだから、14時を過ぎるころにはすっかり静かになっちゃったんですけどね。

で、学校から帰って来た娘を連れて、実家のある集落の神社へ出店のチェックをしにやって来ました。


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時期的に松川の桜の花見と重なるのと、少子化の影響で数年前からめっきりお店が減りました。
今年にいたっては、ベビーカステラと輪投げの2店のみ。
ピエリ守山もきっとこんな感じなのかなあ。


DSC02510

毎年来てくれるこの輪投げの出店は、オマケしてくれることが多くてありがたいです。
(アピタのゲーセンでガチャガチャ回したほうが割が良いとか思ってしまってごめんなさい)


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この神社の狛犬は両方ともなかなかの面構え。


DSC02498

撮影していて、思わずモノクロで撮っちゃったかと焦るくらいに色のない写真になってますが、
ちゃんとカラーで撮影してもこんな感じになっちゃうくらいの曇り空。

だから、この時期に青空が見えるといても立ってもいられなくなっちゃうんですよね。


DSC02502

そして神社からは少し離れているけれど、東に200m歩いたところにその石碑はありました。
1945年7月26日、当時は田圃しかなかったこの場所に、原子爆弾を落とす練習のために使われた
模擬原爆、通称「パンプキン爆弾」のひとつが落とされて数十名の方が命を落としています。

昼飯を食いながら、義母に70年前に不二越の東富山の工場やこのあたりに爆弾が落とされたことを
尋ねてみると、さすが60年以上この集落で暮らしているだけあって、普通に知っていました。
反対に不二越にも落とされたことは知らず、そこに落とされるはずの爆弾がこちらへ落とされたと
思っていたようなので、前日の神社の石碑のことを教えてあげました。

また、富山に住んでてわりとよく聞かされるのは、広島(カタカナでは絶対に書かない)の原爆は
当初富山に落とすはずだったが、曇り空で目標が定まらなかったため、変更したというもの。
これは実際どうなのかは詳しく調べていないので、断言はしません。

あのとき、多くの地方都市が米軍の空襲に見舞われたわけだから、どの土地も同じように思って
いるのかもしれないし。

それにしても、「本番」も許せないけど、「練習」のために、軍需工場ならまだしも普通の集落に落とす
なんて信じられんわ・・・。


自分のことをちょっとだけ話すと、親の仕事の都合で子供のときから引っ越しを数回している上に、
成人した後すぐに嫁んちへ養子に行ったもんだから、生活している土地のことって全然知らないんですよね。
今日あった町内の祭にも、偶然休みと重なったから行事に参加できただけに過ぎないし。

それでも、最近になって町内会の仕事を手伝わされることがあって、集落の地図を(Excelで・・・)作らされた
んですが、そのときに見たのと同じ苗字があの石碑に刻まれていて、
「ああ、あの家の家族や親せきが犠牲になったんや・・・」と、これまでの人生で遠かった戦争のことが、
急に身近に感じられるようになった今日このごろです。



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