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米騒動の発祥の地へ行ってきた話


ちょいと野暮用で魚津方面へ行くことになったので、ついでにと歴史的な遺跡を訪ねてみました。

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2021年1月に封切られる井上真央主演、本木克英監督の映画 『米騒動』 の舞台となった場所といえばピンと来るでしょう。


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そう、そのまんまですけど 「米騒動発祥の地」 でございます。そういえば3年くらい前にも通りがかりに立ち寄ったっけな。


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事件から100年経った現在は、私有地ということもあって内部の見学はできません。なんとか交渉して内部の撮影を・・・と思っても、カメラが sd Quattro だと手も足も出ないので始めから計画にありませんでした(ぉ


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そうそう、よく他県とかへ行ったときもたまに漢数字の名称の銀行を見かけるのですが、この 「十二銀行」 というのは明治年代の国法にのっとって設立された銀行の 「12番目の銀行] という意味で、1943年に高岡銀行・中越銀行・富山銀行と合併し、現在は北陸銀行となっています。ちなみに富山第一銀行は出自が異なり、当初無尽会社(今回調べてみて初めて知った)としてスタートし、相互銀行(1989年の相互銀行法廃止に伴い普通銀行=第二地方銀行へ転換)を経て現在に至ります。


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大正七年(1918年)ですかぁ・・・。現実では第一次世界大戦の終わりごろ、創作ではあの ”鬼滅の刃” がちょうど大正年代という時代設定で、鬼滅ファンの方の考察によれば”無限列車編” が1916年の11月19日ごろという話らしいので、おおっ煉獄さんが車内で 「うまい!うまい!」 と連呼しながら食ってた弁当のお米はまさか富山から・・・と無理やりこじつけようとしたけれど、失敗した感じというか、そもそも米騒動自体が 「せっかく育てたお米を自分たちに売らずに北海道へ移出するのをやめろ、足元見て高値で売ろうとするな」って訴えが騒動の始まりだったわけで、鬼滅の刃のストーリーとはひとカスリもしなかったというね。


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というわけで、本来の 「米騒動」 につきましては看板に書いてあるとおりですが、ここ富山の米”騒動”を、ただ ”Riots” と少々物騒な言葉に訳すには語弊があって、上に書いたとおり騒動の発祥地である魚津のケースでは断続的に米商店へ窮状を訴えに集まり、その荷積みを行っていたここ十二銀行の倉庫前にて人数が四十数名と増えたために警察官によって解散させられただけのことでした。その四十数名といわれる婦人たちは、当時の働き手の多くである男性が一日で一升ものお米を消費するほどに働いていたため、シベリア派兵のための移出で自分たちの手元に来るべきのお米の価格が高騰されてはとてもかなわなかったと思います。

そんな騒動が同時期には富山市水橋地域にも発生、そののち全国に拡がって時の内閣が倒れる遠因となるのでした。聞いた話によると和歌山県では騒ぎを扇動した二人が死刑に処されたということで、その時代の混乱ぶりが窺えます。


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倉庫近くの公園には、米騒動を記念したモニュメントが設置されています。


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たぶん、倉庫の見学ができないのでここで我慢しろってことだと思います(ぉ


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その足で、魚津駅前のショッピングセンター・サンプラザ内にある 「超B型なお店 CANDY」 さんに寄り道しました。以前から気になっていたデザインのTシャツの販売が始まったということで、せっかく魚津まで来たのならと思って。ふだん着る服にはほとんどこだわらない&興味がないおれとしては、このお店との出会いは奇跡ですね~。類まれなるユーモアセンスと、幅広い販路の開拓。でも、おれは買うなら本拠地のこのお店でと決めています。


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お目当てはこれ、新デザインの STAR UOZU Tシャツ。しかも、今回のはまさかの ”米騒動” バージョン!(笑。SNSでこのTシャツの発売を知ったときは腹抱えて笑ったわ。ちなみに、冬なのにTシャツを選んだのはトレーナーだと寝巻にしてしまいそうになる、パーカーも同様という理由で、Tシャツならちょっとした重ね着にも使えると思ったからです。

あと、本拠地に足を運んで買うのは、名物店長の大久保さんに直接会うためでもありました。ふだん、人に会うごとに自分を疲弊させてしまう性分なのですが、こうして会って話をするだけで疲労が回復するという相手がいるというのも正直おかしな話ではあるものの、良い人と会えるのは本当に大切なことだと思いましたし、誰かにとっての自分もそうなれたらと願っています。


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自宅に帰ってから、あらためて眺めてみます。・・・ああ、”立山ブロック”Tシャツ買うの忘れてた(白目


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同じく富山出身の TABI TABI さんデザインによる温かみのあるイラストのその下には、出た!”THE RICE RIOTS OF 1918” (笑。大久保店長の話では、本当は米騒動から百年目にあたる2018年に発売したいと企画していたものの、イメージ通りのイラストを描ける人が見つからなかったとのことでしたが、今年になって TABI TABI さんという方と知り合うことで発売することができたそう。


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初回特典は、地元魚津で米農家を営んでおられる窪田光男さんが大切に育てたオーガニック米、”光男の米”(二合)でございます。うちの長男の高校時代の同級生で、成人した今もいっしょにネットでマイクラやってる子んちの父ちゃんだったことを後で知って震えた・・・。

世の中せまくて面白いって話と、Go To なんちゃらなんかしなくても、地元の歴史を掘り下げるだけでもけっこう楽しいよねって話でした。


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