卒業
長男の通う高校の卒業式でした。

卒業証書は各学科の代表が受け取るシステムに拍子抜け。でも、送辞も答辞も素晴らしい内容で感動しました。

式のあと、教室に集まり和やかな雰囲気のもと担任の先生の手から卒業証書をいただき、その後ひとりずつ三年間を過ごしてきたことの感想のようなものを数分ずつ話すイベントが発生。楽しい思い出ができたことを感謝する言葉が多かったと思います。それも、これからは別々の道を行くこと、その先にはけして楽しいことばかりではないことも分かった上で話すそのひとつひとつの言葉には、同時に三年間という長いようで短い時間を共有してきた仲間たちにしか分からない、独特の空気も交じり、これはひとえに若いながらも軸のぶれない方針で育ててくださった担任の懐の広さもあったのだと思いました。

三年前、まだどの高校へ進学するかも決めあぐねていたころに”どうせならふだん絶対行かないような科目のある学校にしようぜ”と見学しに行ったその日以来大好きになったこの景色も、これからは見ることができなくなるわけだけれど、親としてもこの三年間に過ごしてきた子供中心の生活の日々のうちのひとつを卒業できたのかなと思いつつ、次男を保育所まで迎えに行き、ひとり肩をもむのでありました。
子供が育つのと同時に、親も育つのだといつも感じています。
スポンサーサイト