SIGMA 70mm F2.8 DG MACRO Art
今日は風も強くて天気も悪くて外に出る気分にならないので、6月22日の発売から約二週間ほど

[ SONY DSC-RX100M2 ]
現代の素材と設計で旧版の持つ”カミソリマクロ”の異名を受け継いだとされるこのレンズ、率直に言うとファインダーを覗くのが楽しくなるレンズだと思いました。

[ SIGMA sd Quattro / 70mm F2.8 DG MACRO | Art ]
お世辞にもよく見えるとは言い難い sd Quattro のファインダーに右目を食いこませ、最近になって覚えた便利機能 「MFアシスト」 を活用しながら撮った蜘蛛の写真―。本意としては蜘蛛の腹の部分にピントをガッツリ合わせたかったんですけど、相手も生き物だから動いちゃったんですよね。それはそうと脚の付け根や張り巡らせた巣の一本一本の描写にいきなりゾクッとしたわけですよ。マクロレンズで写し取る世界というのはまさに宇宙そのもののように広大で未知の領域なのだと。

[ SONY DSC-RX100M2 ]
個人的な意見ですが、このレンズを使うならAFモードよりもMFモードでじっくりねっとりと被写体に向き合ったほうが楽しいと思います。ちなみにおれはボディ側の sd Quattro でさえもフルマニュアルで使っているよ! ISOは100~160ぐらいまでで、SSもがんばれば1/80くらいまでなら手持ちでもぶらさずに撮れるからね。ただし晴天にかぎる(ぉ
同じレンズを手にした仲間たちからの感想では、フォーカスリングが軽いという話もありましたが、個人的にはギリギリのセンかもちくはもうちょっと重くても良かったかもといった感じです。レンズ自体がそもそもふだん使っているものの中ではいちばん軽いので、そういう意味ではバランスが取れてるほうじゃないかなあと思ったり。

[ SONY DSC-RX100M2 ]
さすがに前玉が奥まったところにあるマクロレンズなので、うっかりゴミでも入るとメンテナンスが大変なので久しぶりにレンズガードを付けました。わざわざ買ったのではなく、前から持ってて使っていなかったのがちょうど良いサイズだったので。

[ SONY DSC-RX100M2 ]
何事も意図しないタイミングで変化することを嫌うおれとしては唯一の不満点だった、この鏡筒の伸びる動作。持っているレンズはどれもインナーフォーカスタイプなので、これに関してはちょっとモヤっとしたのは事実なんですが、

[ SONY DSC-RX100M2 ]
よく考えたらフード付けたら一緒じゃねえかということに気づいて事なきを得た次第(爆
ちなみにボディの電源を切るとちゃんと鏡筒が収納されます。ただしファームウェアのアップデートが必要だけど・・・。

[ SIGMA sd Quattro / 70mm F2.8 DG MACRO | Art ]
発売時期が地元の紫陽花の見頃の時季とうまいことタイミングが合ったので、例年以上に足繁く太閤山ランドに通ったのは楽しい思い出。花びらの繊細な描写もそうだけど、これまでほとんど興味のなかったボケの柔らかさに感銘を受けることも多くなって、これは良いレンズを手にすることができたなと思いました。

[ SIGMA sd Quattro / 70mm F2.8 DG MACRO | Art ]
ふだんはあまり開放では撮らないことが多いんですが、このレンズに関しては”カミソリのように薄いピントの山”というのを肌で感じたくて、開放F値とその被写界深度を意識しながら使ってみましたが、まあなんと楽しいこと。あまり同じテーマに縛られるのも好きではないけれど、つい植物ばっかり撮りたくなっちゃうよね。

[ SIGMA sd Quattro / 70mm F2.8 DG MACRO | Art ]
とか言いながら、軽くて取り回しの良いのも特徴のひとつであるレンズなので、こうして子供を被写体にした写真なんかも人目を気にせずにサクサク撮れちゃうわけです。たとえボディがちょっと大きめのミラーレスカメラであったとしても。

[ SIGMA sd Quattro / 70mm F2.8 DG MACRO | Art ]
しかし今はまだそのマクロレンズならでは撮り方を楽しんでいるに過ぎない。ここからあと一歩でも多く先に進むことで見えてくる世界もあるのではないかと思いつつ、次の休日が晴れることを楽しみにしています。

[ SONY DSC-RX100M2 ]
余談ですが、たまにAF/MFモードの切り替えスイッチと、ボディの電源スイッチを間違えることがあります。電源入れたつもりがたんにMFからAFにスイッチを切り替えただけだった、とか何度かありました(苦笑。動体を撮るわけじゃないからべつに困らない。
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