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彼岸花


秋ごろに咲くこの赤い花におれはずっと興味がなかった。好きな人は毎年この時季にこの花の写真を撮るのは知っていたが、自分もそれに倣おうだとは考えてもいなかった。

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秋分の日を境に前後3日を合わせた各7日間を彼岸というのだそうだが、古来の人々が西に沈む太陽を礼拝し、遙か彼方の極楽浄土に思いはせるこの時季に今の人は祖先の供養を行うらしい。―らしい、というのは我が家は(実家を含む)こういった日本の伝統行事のようなものをことごとくスルーしてきた家系(豚骨ラーメンではない)なので、おのずと季節の花にも疎いまま体だけが大きくなってしまった。


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SNS というのは便利なもので、同じ県内に住む SIGMA ユーザーが素晴らしい手本を見せてくれた。彼岸花とも呼ばれるこの奇妙な赤い花とキアゲハを撮った一枚を真似てみたくて、おれは彼が訪れたであろう場所へクルマを走らせてきたのだ。―毎年この時季になると地元の新聞で紹介される場所だというのは地名からすぐに分かった。余談だが、富山県の SIGMA ユーザーは決して直接交わることはない。それだけがルール・・・ではなく、たんに行動エリアと時間帯が違うだけなんだけどな。


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ミンミンゼミも永眠したくなる季節―


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花に毒があるからなのか、昆虫もなかなか寄り付かない感じがした。


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平日だったので人に会わずに済むかなと思ったが、2人の人間とすれ違った。一人はおれがシャッターを切るまで道を横切る足を止めてくれ、もう一人はキアゲハを見つけたことを教えてくれた。


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そういえば、曼殊沙華って感じで書いたら沙羅曼蛇っぽくね?




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呉羽丘陵多目的広場へ行ってきた


気に入った撮影地を見つけると、覚えたての男子中学生のようにリピートしてしry・・・というわけで、昆虫撮影と鉄道撮影ができるステキスポット、呉羽丘陵多目的広場アゲイン。先月あれほど燃え狂っていた万葉線は飽きたわけではなく、来週ちょっとした計画をしていたので我慢しているだけです(ぉ

万葉線を撮りに行ってきた話③

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広場に到着して歩き始めてすぐに西富山駅方面ら踏切の警告音が聞こえてきたので慌てて撮った 「ワイドビューひだ」。先頭車両はJR東海のキハ85系のキロ85-4。いわゆるパノラマ形グリーン車ってやつです。この車両も2年後にはハイブリッド車両のHC85系に置き換えられる計画だそうで、そうなるとまたここで見る景色も変わっちゃうんだなあ、なんて。


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次発のキハ120-350。この車両も先日来たときに見たキハ120-331と同じように改修された様子。単機かと思ってレリーズボタンを押すタイミングを間違えたので、上のワイドビューひだ同様にトリミングをしています。

そういえば、いつかこの高山本線を走る車両もこういう記録写真ではなく、ちゃんと風景に絡めて撮りたいと思っていたんだっけ。でもこの路線ってば台風被害を受けやすくてここ数年は途中区間の運休も多くて、なかなか計画できないのが正直なトコロ。


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さておき、唐突に始まる昆虫撮影の一発目は 「ナガコガネグモ」。 雌ですね。もう、ぞっとするぐらいに大きいなあ。あ、苦手な人は無理しなくても良いです。おれも得意じゃないけど、こうして存在しているものから目を逸らしてばかりいたら、大きめで脚の長い蜘蛛はみんな 「ジョロウグモ」 だと思い込んだままになっちゃうんだぜ?


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風が強い日だったけれど、土手糸いぼを撮りたくてだいぶ粘りました。ちゃんと糸が出ているところも確認できて感無量。さすがに触ったり食べたりはできないけれど、こうしてじっくりと観察してみると、蜘蛛って案外面白いと思いました。


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雄弁なコスモスの花弁。


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コスモスに留まるアブを撮ろうとしたら、ミツバチが飛んで来て邪魔をされて撮れなかった図。まさに虻蜂撮らず。


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んで、気を取り直して別の場所でアブを見つけたのでとりあえず撮ってみたら、


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んんん?なんか、複眼の模様が面白いぞ、コイツ。


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あとで調べてみたところコイツはアブではなく、ハエの仲間で 「ツマグロキンバエ」 だということが分かりました。もともと花に集まる
種類だそうで、こうして観察する機会でもなければ一生知ることもなかったぞ。ていうかこちとら老眼で肉眼ではほぼぼやけて見えているからなあ、マクロレンズって本当に便利。


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撮りたかったミツバチ・・・いや、この脚の細さはもしかしてナミハナアブかも。結局、虻と蜂の区別も付かねえって話だよ。


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イチモンジセセリ。蛾のようですが、れっきとした蝶の仲間であり・・・ていうか、蝶そのものが蛾の仲間だという事実が面白くてたまらない。こんな年齢になっても博物的知識を得られるって最高。逆に言えば昆虫学者で九州大学総合研究博物館准教授の丸山宗利氏や、 『手すりの虫観察ガイド』 の著者であるとよさきかんじ氏と同年代であることを鑑みると、どうやっても周回遅れなわけである。ただ、”自分には知らないことがまだまだたくさんある” と気付くことがどんなに年齢を重ねていても大事なことだと思う。武士道とは死ぬことと見つけたり。


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~からのウラギンスジヒョウモン。・・・漢字で書いたら裏筋なんだけど、なんかゾクゾクするよね(


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別個体ですが、翅が欠けちゃってますね・・・。なんだか季節の終わりすら感じさせる切なさ。


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今回は、運よくキアゲハにも出逢えました。


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ただ、なまじ風の強い日なだけにピント合わせが難しいのなんのって(使用機材は SIGMA sd Quattro / 70mm F2.8 DG Macro Art )。


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まるでロデオに興じているかのようなキアゲハ。・・・正直言ってなんでファインダー覗いて構えたとたんに風が吹くんだ?ってあるある話。


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駐車場へと戻る途中、いつものように 「手すり観察」 をしながら歩いていると、なんとコクワガタの雌を発見!ただし、後翅がはみ出ていてだいぶヨレヨレな感じ・・・。これもまた夏の終わりの知らせか。


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と、思いを巡らせながら眺めていた瞬間、ポトリと地面に落ちました。慌てて拾い上げると、脚は折りたたまれてまるで祈っているかのようで、ああ、まさかコクワガタの最期を看取ることになるとは・・・。


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ところがどっこい、一旦クルマに戻りかけて気になってまた見に来ると、いちおうまだ生きていてくれました。手すりにまた乗せてやり、落ちないか見守っているとまだなんとか踏ん張れている様子。いつか、もしも天国で会ったなら君はここで出逢ったおれの名前を覚えているだろうか。


2020年 万葉線の旅


自分メモです。

9月の連休の間の一日を使って、ちょっとした県内旅行をしようかと。ただでさえ、休日には東へ西へと写真を撮りにクルマを走らせているのですが、今回は先日も乗った万葉線の 「獅子舞トラム」 にもう一回乗るのと、なんなら富山県営渡船にも乗っちゃおうかと考えています。

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んで、これは国土交通省が1966年に撮影した、富山新港開港前の画像。放生津潟に浮かんでいるのはなんと材木!・・・しかし、これを一体どこからここへ運び入れて来たのだろう?おれは富岩運河のそばで育ったのだけれども、そこは神通川が近いのでまあ分かる。もしかして、このおびただしい量の材木は庄川の上流から内川を経由してここへ留め置かれたものなのだろうか。


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こちらは2003年の同地域。1992年にオープンした海王丸パークは見えますが、新湊大橋(2012年開通)が架かる前の時代。ちょうどこのころ、おれは仕事がきっかけで始めた電動RCカーを走らせるために、この海王丸パーク内にある屋外ラジコンコースへ通ってたんだよなあ。この場所はタミヤグランプリの大会会場にもなっていたし、新しい趣味を見つけられてとても楽しい時代でした。

このときは何も知らなかったのだけれど、富山新港が開港したことで分断されてしまった堀岡地区の住民たちの往来のために渡船が就航したのは1967年のこと。当初は地域住民以外は有料だったそうだが、1986年に券売機が壊れたことがきっかけで無償化されたらしいのを Wikipedia で読んで鼻から本麒麟が出そうになった。

そんな富山県営渡船に堀岡側から乗って、越ノ潟で万葉線に乗り換えて高岡まで行って帰って来るのが今回の計画。それも、「獅子舞トラム」 と 「ドラえもんトラム」 をしっかり押さえておこうというのだから、計画の立て甲斐もあるってもんだぜ。


以下、時間割です。

■13:44 富山県営渡船堀岡発着場発 → 越ノ潟発着場着(約5分後)

■13:52 万葉線越ノ潟駅発 → 14:24 急患医療センター前着 「ドラえもんトラム」(おとな400円/こども200円)
□14:07 万葉線越ノ潟駅発 → 14:45 急患医療センター前着 「獅子舞トラム」

■高岡古城公園動物園(入場無料)/急患医療センター前(徒歩10分)~15:00ごろ
□CHILLOUT&ソフトクリーム畑高岡店でおやつタイム

(「まじま」があったら絶対行ったのに・・・)


■16:36 JR氷見線越中中川駅発 → 16:40 高岡駅着(おとな150円/こども70円)

■16:45 万葉線高岡駅発 → 17:34 越ノ潟駅着 「獅子舞トラム」(おとな400円/こども200円)

□16:38 万葉線急患医療センター前発 → 17:19 越ノ潟駅着 「ドラえもんトラム」
□16:53 万葉線急患医療センター前発 → 17:34 越ノ潟駅着 「獅子舞トラム」


■17:37 富山県営渡船越ノ潟発着場発 → 堀岡発着場着(約5分後)


結局のところ、渡船や万葉線に乗ることが最大のアクティビティであり、動物園やアイスクリーム屋はただのおまけです(ぉ 個人的にはJR氷見線の越中中川駅の駅舎の写真を撮ってみたいとずっと思っていたので、計画がうまく運べば良いなと思っていますし、次男にとっては高岡駅前周辺というのは毎年行われていた獅子舞大競演会の会場という思い入れもあるはずなので、ふたりで思い出話をしながらブラブラしようと思っています。

あとは、今回の計画では補完できませんが、富山地方鉄道射水線を辿る旅というのもいつかやってみたいなあ。今でこそ同路線は加越能鉄道へ譲渡されたのち、第三セクターとして万葉線株式会社が運用する万葉線新湊港線として一部区間が残っているのみなのですが、今でも足洗潟公園へ子供と遊びに行くときの途中に見える不自然なくらいにまっすぐ伸びた側道を見ると、ここにたしかにあった線路を思い浮かべずにはいられないんですよね。

しかもそれが富山地鉄の路線で、起点である 「新富山駅」 が現在の電鉄富山駅ではなく、かつて祖父母が暮らした富山市五福にあって今ではただの停留所(ただし、路面電車と橋と立山連峰を撮影できる最高の場所)になっているというのがアツいんですよ。富山ってよく「鉄道王国」と呼ばれはするのですが、こういった深掘りの面白さもまた一興かと思います。



Macro Cosmos


一ヶ月ぶりに呉羽丘陵多目的広場へ来てみました。連日の気温がヒトの体温を超える日が続く中、ふだんよりも10℃も気温が低いこの日なら、きっとアゲハチョウも大人しく留まっていると思って。

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まあ、そうは言っても相手は自然の生き物なので、簡単に思い通りにはいかないよね。モンキアゲハが一頭ふらっと地面に降りた方と思うとすぐに飛び去っていき、そのあとは何度いつもの水飲み場を覗いても何も見つけることができませんでした。


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この広場を気に入っているのは、何も昆虫の生態観察が気軽にできる(ヒトが少ないので気兼ねが要らない)からだけではなく、こうしてコスモスの写真をじっくりと撮ることができるからです。これがどこかの道の傍ならクルマの往来が気になるし、ただひたすらひとりぼっちで好きなように撮るために遠出をするのも億劫だし、ああ地元って幸せ。


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ピンク色のコスモスの花弁にピントを合わせていたら、何やら虻のような羽虫が写っていました。これは意図的に撮ったのではなく、本当に偶然撮ってしまったものです。おかげでついにここでも昆虫撮影スイッチが入ってしまうことに(苦笑。


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しかし、まずは冷静にもうしばらくすると高山本線西富山駅から富山駅方面へと向かってくるディーゼルカーが来るので、それを撮ってからということにしよう。フフフ、今日のおれはいつになくクールだぜ。なんたって外気温が26℃だからな。おかげで偏頭痛がひどいぞコンチクショー!


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というわけで、キハ120-331 でございます。ちょうど半年前に後藤総合車両所本所(鳥取県米子市)へと牽引されていき、そこでピカピカにキレイにされて戻ってきたようです。たしかにネット上で見かけるよりもキレイでした笑。柵越しにコスモスと絡めて撮りたかったので、うまくいって良かったです。


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さすがに一時間後の「ワイドビューひだ」までは待てなかったので、昆虫撮影を再開します。・・・なんだこれ、鳥?ハチドリって昆虫の名前だったっけ?いやでもこれ絶対蛾だし!

あとで調べてみたところ、オオスカシバの仲間だということが分かりました。そのままストレートにオオスカシバとは言わないのは、翅が透明ではなかったからです。いやでもどうだろう、昆虫の世界って分類できないのも当然ってものだからね。ただこうして難しい一瞬の出来事を写真に撮れたことだけは喜んでおこう。


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蜂の仲間でしょうか、こうしてマクロレンズで撮ってあとから見てみると、肢にびっしりと生えた毛に花粉が付いているのが確認でき、花から花へと飛んでは受粉の手伝いをしているのがよく分かります。

追記:どうやら「ヒメハラナガツチバチ」の雌(たぶん)のようです。ツチバチか、カッコいいなあ・・・。


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カメムシ―


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柵越しのツマグロヒョウモン。


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帰り際に 「手すり観察」 をしていてテントウムシを見つけた!と思ったら、アカスジキンカメムシの幼虫でした。なにこれやばいくらいにキレイ←変態。雨さえ降って来なかったら何時間でも(ファインダー越しに)眺めていられるわ。註:老眼なので肉眼ではむり


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雨で肩が濡れるのも忘れてじっくり撮ってしまった・・・。


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もう夏も終わりなんだよね、寂しい気もするけれどこれからの季節は昆虫撮影にはちょうどいいので楽しみになってきました。



万葉線越ノ潟駅で獅子舞トラムを撮りに行ってきた話


学校から帰って来た次男を連れて、射水市は堀岡新明神にあります万葉線の越ノ潟駅へ来てみました。ここ越ノ潟駅は、万葉線の新湊港線の起点となる駅で終点は六渡寺駅ということになっていますが、六渡寺駅からは高岡軌道線へと連絡するのでふつうに高岡駅へと往復する直通路線のように見えます。

乗ってみれば分かるのですが、高岡軌道線は乗用車と道路を共用するようなどこにでもある路面電車といった風情なのに対し、新湊港線は橋梁や勾配に曲線とさまざまな状況が入れ替わり訪れるバラエティーに富んだ路線です。また、街の風景に馴染む高岡軌道線とは異なり、新湊港線は工場地帯や住宅地を縫うように走るため、車窓からの景色はやや殺風景です(苦笑。

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そんな路線の起点となる越ノ潟駅へ(クルマで)到着。


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すぐ隣りには富山県営渡船の越ノ潟発着場があります。対岸へ行くにはクルマなら新湊大橋を渡るところなんですが、堀岡に家があって高岡市内の学校へと通う人たちなんかはこの船を利用して越ノ潟駅から市内へと向かうようですね。通学にしてはなかなか手間もかかって、でも少し長閑でうらやましいなと思ったり。


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目当ては 『獅子舞トラム』 の撮影なのですが、だいぶ早くに着いてしまったため、その辺に生えてたエノコログサで退屈を紛らわして過ごします。


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しばらくして、デ7075 コカ・コーラのラッピング電車が到着。運転士さんが方向幕を 「高岡駅」 にと交換して折り返していきました。


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先ほどまで泊まっていた渡船も出航。係の人に 「乗るの?」 と身振りで訊かれましたが、 「乗りませーん」 と身振りで答えました。何気に次男が興味を示したので、今度の休みに乗ってみようかな。帰りは新湊大橋の歩行者専用通路 「あいの風プロムナード」 を使ってみようっと。


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電車待ちの間、おもむろに蟹がいないか側溝に詰まった泥をほじくり返す次男。YouTube の見過ぎだが本当にそんなとことに蟹なんかいるもんかねえ・・・。


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いたらしい(爆


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今度は 『ドラえもんトラム』 が到着(忙しいなー)。このとき、居合わせたおじさんにもう少し待てばドラえもんのラッピング電車が来るよと教えてあげたら、急に氷見線の話をし始めたのでそれはハットリ君のほうだよって訂正しておきました。おじさん的にはドラちゃんの電車存在そのものを知らなかったようで、撮影できて喜んでもらえた様子。


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次男的には思わぬところで蟹をゲットできてテンションが上がります。


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カナヘビを飼っていたころに使っていた水飲み用の容器がこんなところで役に立つとは・・・。クルマの中に虫かごや虫取り網があるのは当然のことだし、後部座席の足元には小石やら棒切れだらけなんだぜ。小学生の子供を持つということはそういうことなのだ。


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蟹を捕まえてホクホクしている次男の表情を見ていてすっかりここへ来た目的を忘れるところでしたが、『獅子舞トラム』 がとうちゃーく。夕方に sd Quattro で電車の撮影なんてできるものかと思っていたら、けっこう良い光が来ていたので苦労なく撮ることができました。これでおれも満足です。

さて、今度は渡船に乗ってみようかな。楽しみだなあ。




万葉線を撮りに行ってきた話③


気に入った撮影地を見つけると、覚えたての男子中学生のようにリピートしてしまうのは、少なくとも自分に与えられた時間は自分が思うよりもずっと限られていて、”また今度来ればいいや”と悠長に構えていたらあっという間に時間は過ぎていってしまい、気が付けば最高のタイミングでレリーズボタンを押せないようになっているかもしれない、そんな怖さを予感しているからです。

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[ SIGMA sd Quattro / 24-35mm F2 DG HSM Art ](2018/8/26)

日々の生活の中では電車に乗ることなんてまったくと言っていいくらいに無い我が家では、万葉線もアトラクションのひとつなんですよね。射水市または高岡市という名の遊園地にある有料の乗り物といった感覚で、乗るだけで楽しくて特別な感覚だったりします。


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そんな万葉線を気に入っている次男を喜ばせるためにと、猛暑のさなかに日陰もない場所で鉄道写真を撮ろうとするなんてちょっと頭おかしいよね。なんて思いながら、庄川口アゲインアゲイン。アイーン・・・。

この日は台風が来る前のフェーン現象による蒸し風呂のような暑さと強風で、お世辞にも撮影日和とは言い難かったのですが、おれには勝算がありました。”風が強ければ河川をまたぐ橋梁を走る電車は徐行する” ― SIGMA の sd Quattro という連射機能はあるけれど、それに頼るには難しいカメラでも楽に撮れるんじゃないか、そう計算したわけですよ。


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というわけで、もくろみどおりに デ7071 をげっとん。この橋梁もいつか近いうちに架け替えとなるそうで、今のうちに残しておきたかったんです。もうこの日の目的はこれで達成、みたいな一枚になりました。


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続いて、/金沢星稜大学がスポンサードしている MLRV1002-A/B。鉄道むすめっていうんでしたっけ?吉久こしのというキャラクターも確認できますね。個人的にはこういうアプローチでの一般層への媚びの売り方は気に入らないなあ。安易すぎますよ、安易。アイーン・・・。


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次に撮りたい 『ドラえもんトラム』 まで時間が空いたので、雨晴まで来てみました。万葉線庄川口駅からはクルマで片道10分ちょっとです。写真は義経岩にある神社。ここで撮った写真は必ずピントが合わないという呪いにかかっています。


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[ SIGMA sd Quattro / 50-100mm F1.8 DC HSM ](2020/3/26)

以前、ここに子供と来たときにひらめいた構図で氷見線のディーゼルカーを撮りたくて来てしまいました。あのときはまだ立山連峰に雪が残っていたけれど、今は当たり前だけどすっかり夏の山の風情。


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できました。

このとき撮った氷見線は雨晴駅 11:57発の高岡方面行だったのですが、このあと30分は何も来ないのでふたたび庄川口へと戻りました。

以下、万葉線図鑑を載せておきます(ぉ


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MLRV1003-A/B 四代目ドラえもんトラム。


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MLRV1006-A/B

万葉線の車両の中ではいちばんあたらしいやつです。スポンサーは六渡寺駅のすぐそばにある JFEマテリアル(株)。業態は合金鉄の製造及び副産物スラグ(産業廃棄物)の再資源化でっす。そう、この庄川地区にはリサイクル関連の企業が集まっており、なんなら鉄道車両の解体までやっちゃう会社もあるんだぜえ。


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MLRV1005-A/B (おれの中では)言わずと知れた 『獅子舞トラム』

獅子舞王国富山にあって、今年は数々の関連イベントが中止になり、各地域の獅子舞も舞われなくなったという絶望的なタイミングで運行を開始したラッピング電車。獅子舞文化の魅力に少しでも魅かれるならぜひ乗ってもらいたいこのビッグウェーブ、プラレール化されたら絶対買うぞ。


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最後は高岡駅から折り返してきた MLRV1002-A/B 。37℃を超えるかというくらいの暑さの中、一時間ちょっとで思う存分撮れたので大満足でございました。


万葉線を撮りに行ってきた話②


気合入れて充電しておいたバッテリーを持って来たのに、バッテリー・グリップを忘れてしまいました。まあ、今回は手持ちのレンズの中でも軽めの 24mm F2 DG HSM Art で万葉線を撮るつもりだからきっと大丈夫。

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というわけで、庄川口アゲイン。40歳を過ぎてからすっかり物忘れが激しくなりましたな。忘れないようにと手の甲に書き留めておいたことすらも憶えていない始末。


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先日訪れたときには工事中だった新庄川橋の歩道も、無事に通行可能に。写真ではちょうど六渡寺から庄川口を望む感じですが、万葉線に乗ったときに見るこの周辺の風景は非常にスリリング。だって、鉄橋に柵も何もないんだもん。急に強風にあおられたら、と思うと本当に怖い(苦笑。


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そんな鉄橋を デ7071 が渡ります。うーん、望遠端いっぱいの 35mm(sd Quattro は APS-Cなので52mmくらい)でもこんな感じか。単機だとちょっと存在感が薄くなるよね。


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んで、結局いつもの 50-100mm F1.8 DC HSM Art へスイッチ。バッテリー・グリップがないので不安定極まりないけれど、そこはあれですよ、腕でカバーってやつですよ。写真は非冷房車の デ7074、スポンサーは派遣会社のテンプスタッフフォーラム(株)。高岡駅前にオフィスがあるんだっけ。知らんけど。


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そして、ドラえもんトラム(四代目/MLRV1003-A/B)。このロケーションだと本当におもちゃみたいね。プラレールで再現できそう。


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トコトコ走って庄川口駅へ。ついでに調べてみたら、前回も同じ時刻に撮りに来ていましたね。

万葉線を撮りに行ってきた話

写真的には庄川口駅側から撮ったほうが面白いのかな、と感じました。


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続いて、次男が大好きな獅子舞トラム(MLRV1005-A/B)。実は初代のドラえもんトラムだった編成です。こうした万葉線のラッピング電車のローテーションって興味深いのですが、予算に限りもあるはずなのにけっこう手間じゃないか?


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さておき、夏休み中に乗りに行ったのがよっぽど楽しかったらしく、次男がこんな日記を書いていました。そうそう、海王丸パークに車を停めて、駅まで歩こうとした矢先にすごい土砂降りになったんだよね。まだこの獅子舞トラムも富山県民の中では認知度が高くないらしく、職場でも写真を見ては 「万葉線って今こんなことやってるんだ?!」 と驚く同僚が多いこと多いこと。


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そういえば、最近になってようやく時刻表が公開されました。

獅子舞トラム・運行予定時刻表 - 万葉線(PDFが開きます)

今回撮ったのは、六渡寺駅 12:05 発の越ノ潟方面行き。30分もすれば越ノ潟駅で折り返してくるのですが、さすがにそんな長い間は待てないので、ここらで撤収。ロケ的には午前11時くらいに撮りに来れば、記事に乗せなかった車両も含めて8編成の撮影ができることが分かりました。ドラえもんトラムは月曜日、獅子舞トラムは金曜日がお休みなので、火曜日に来たおれの勝利。次の休みは木曜日だから、また来ちゃおうかな。

さて、ちょっと気分もノッてきたことだし、このまま雨晴まで行ってハットリ君列車も撮っちゃおうか?と思い、雨晴トンネルを抜けた先の撮影地へと向かいました。


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しかし、昼の12時台に来る氷見線の車両は往復一本ずつで、13時台にいたっては「0」という状態。特に今回のスケジュールの場合は氷見方面へ向かう下り列車には間に合いません(越中国分駅付近にいることがギリギリ目視できるタイミング)。仕方がないのであずま屋で休憩しながら折り返してくる便を待つことにしました。

それにしてもお腹減ったなあ、コガネグモって食べたら美味しいのかなあ。


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30分ほど待って、目的の車両を撮影。ここへ来るまでの間にもう分かっていたけれど、ハットリ君ではなく通称”たらこ”と呼ばれる紅いキハ40でございました。記事を書きながら、これまた前回雨晴に来たときに撮ろうと思ってあきらめた構図があったのを思い出したので、次回はそれを目標にがんばろうかな。ただし、条件的には立山連峰がくっきり見えていないと盛り上がらないので、実現させるのにはもうちょっと時間がかかるかもしれません。

そうやって季節が変わるのを待ちながら暮らすのもまた、幸せなことなんだなあ。


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