自分が選ぶベスト写真2018上半期の4枚+α
お友達のジェットダイスケ氏がおもむろに 『自分が選ぶベスト写真2018上半期の4枚』 なる動画をアップされていて、その中の一枚に何故かおれが写ってたりするので、そんじゃおれもってことで今年の上半期に撮った写真の中から4枚とオマケの1枚を選んでみました。
彼のおかげでこの年齢になっても新しい友達が出来て、それぞれの感性に刺激を受けられる幸せを感じています。”おとなになったら” 完成形なのではなく、”おとなになっても” 未完成人だから生きていることが楽しいのだ。・・・ミカン星人(言いたかっただけ)

転勤で高岡の地に赴任する数ヶ月前に撮った一枚。高岡市は金屋町という銅器で有名な地域でしたね。天気は決して良くはなかったんですが、付き合ってくれた友人に「北斗七星がある!」と教えてもらった。実は昨年後半からこのときぐらいまでわりとスランプで、この日の撮影でようやくかつあらためて ”視点” というものを意識したというか、再認識したわけです。

その ”視点” というのはイコールおれ自身の目線でもあって、梅佳代さんの作品にもあるような、その場にいた彼女でしか撮ることのできない一枚、といううやつにどれだけ肉薄できるかにこだわっていたい。それも、少しのユーモアを交えて。
この写真では、ピントやボケの塩梅、トーンが気に入ってその後の現像時のリファレンスになった。

富山市内を徒歩でさんざん子供を連れ回して、自販機で買ったジュースを飲ませて機嫌を取ったときの一枚ですが、その奥には大人の街とやまが誇るハッスルキャバレー、ポパイの5号店の看板―背景が子供の写真に似つかわしくない繁華街というところがポイント。
この数ヶ月後、魚津でジェットダイスケ氏と会ったときに通りがかったのが同じくポパイの潰れた何号店かだった。そのときのおれが写り込んでる写真をジェットさんはチェキプリントしてくれて、個展で配布してくれてた。あれを持ち帰った人、いるのかな(苦笑。
あのとき魚津であの店に反応したのは、このときの撮影があったからなんです。

ジェットさんたちと雨晴に写真を撮りに行った日はあいにくの天候だったけれど、その後運命のいたずらか高岡市にある職場へ異動となったことをきっかけに、着任当初はしょっちゅう雨晴まで一人で来ていた。何度となく通いながらも思い通りの写真がなかなか撮れなくて、それでも同時にその失敗を楽しみながら遂に成功したのがこの写真。
何気ないただのディーゼルカーの写真だけれど、構図・天候・日照・通過時間など鉄道写真撮影の難しさをあらためて思い知ったので選びました。

最後に+αの一枚。
動画の撮影をしているその脇でずっと 「ウンコ踏め~ウンコ踏め~ウンコ踏め~」 って念じていたけど、遂に踏んではくれなかった。せっかく SIGMA の sd Quattro に 50-100mm F1.8 DC HSM を構えて(要するに重い)手持ちで撮ったのに何人が気づいてくれたただろうか。いやいないだろうな。
それはさておき、鯛も鱈も美味しかった思い出しかない。写真を撮りに行くなら、ストイックにイメージを追いつつも一人ではなく気心の知れた誰かと一緒に同じ場所で写真を撮るとメチャクチャ楽しいのをあらためて知った上半期でございました。
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オノマトペの屋上に行ってきた
久しぶりに次男と県立美術館の屋上にある公園、『オノマトペの屋上』に行ってきました。ここ数ヶ月はずっと奥田公園にハマっていた次男でしたが、あんな事件があったとは無関係に今日は「最近行ってないからね」という気分でのセレクトのご様子。

おれとしては交番前の献花台に花のひとつでも手向けに行けば良かったかなあと思いながら、周囲の景色を眺めていた。

ちなみに現在のオノマトペの屋上は芝生の補修のために、ふわふわドームでしか遊ぶことができません。

なので、ほとんど貸し切り状態だったのでここぞとばかりに父ちゃんもいっしょに遊ぼうと言いたいところが、まだ歯というか顔の半分が痛いので、いつものように眺めているだけ(苦笑。

ちょっと物足りないだろうけど、ごめんな。


風が強くなってきたので、次男に帰宅を促したところ、「ちょっとパンダ見て来よう」と言い出したので、シロクマ(!)のオブジェのある美術館の外周へ。

「ねえパパ、これってパンダじゃなくてシロクマだよ」 って教えてくれたけど、父ちゃん知ってるし。

(ぼくはパンダじゃないよ、シロクマだよ)
どうやらこの子に教えてもらったようです。
Macromanic 3
雨に濡れた紫陽花の写真を撮りたくて、またまたまた富山県は射水市にある太閤山ランドに行ってきました。

[ SIGMA sd Quattro / 70mm F2.8 DG MACRO | Art ]
この日は朝から盛大に土砂降りだったので、行くのをやめようかと思っていましたが、正午前には雨も止んだので痛み止めをポケットに忍ばせながら敢行。駐車場の守衛さんにはクルマも顔も覚えられた感じに(苦笑。

[ SIGMA sd Quattro / 70mm F2.8 DG MACRO | Art ]
相変わらず紫陽花そっちのけで昆虫撮っちゃうマン。別に意識しているわけではないのですが、なんかすぐ見つけちゃうんですよね。

[ SIGMA sd Quattro / 70mm F2.8 DG MACRO | Art ]
何の幼虫なのか分からないけれど、とにかく面白い顔だった。

[ SIGMA sd Quattro / 70mm F2.8 DG MACRO | Art ]
マクロレンズを手にしたなら、一回くらいはやってみたい感じのやつ。まあ、一回やればじゅうぶんかな。

[ SIGMA sd Quattro / 70mm F2.8 DG MACRO | Art ]
カタツムリの中ではわりと大柄のほう。


[ SIGMA sd Quattro / 70mm F2.8 DG MACRO | Art ]

[ SIGMA sd Quattro / 70mm F2.8 DG MACRO | Art ]

[ SIGMA sd Quattro / 70mm F2.8 DG MACRO | Art ]
最後はやっぱり金属とか錆に目が行っちゃうのは、SIGMAユーザーの性(さが)ってやつですかね。
奥田公園
この日は先週抜いた親知らず―けっこう根深い虫歯になっていたので歯茎を切開した―の縫合糸を取ってもらいに歯医者に行く日でした。予約の時間は夕方5時半、保育所に通う次男を4時に迎えに行って、時間まで近くの奥田公園で遊ぶのがいつものパターン。そしてこの時間にはいつも奥田小学校の生徒たちが大勢公園に来ていて、氷鬼で遊んでいる様子をいつも見ていた。
そう、この日以外は。

交番のある県道沿いにはただでさえ交通量も多いのに路上駐車のクルマで視界が悪いので、公園に遊びに来るときはいつも一本西側の道から行くようにしているけれど、奥田本町から永楽町方面までは規制が敷かれていて物々しい雰囲気だった。そこを突っ切ってアルビスのある角で左折して公園に向かったわけだが、公園上空にはヘリが多いときで5機も飛んでいて、次男の声が聞こえないくらいだった。

[JA01YP 読売新聞 Eurocopter AS365N2 Dauphin 2]

[JA135T 東邦航空 Eurocopter EC135T1]
公園から1kmも離れていない奥田交番勤務の46歳の警部補と、近くの小学校の警備員の方が亡くなられたそうだ。上の子たちが通っていた小学校ではなかったので、知っている人たちではなかったが、少なくとも彼らはこの日自分たちが死ぬと知って家を出たわけではないのだ。心よりご冥福をお祈りします。
この町で暮らしていて何十年も経つけれど、こんな理不尽な事件は初めてで、そもそも犯人の男はこの地域の人間ではなくわざわざここへやって来たことに怒りを覚える。

いつもは水の入っていない池に、今日は水が入っていたことに気づき、はしゃぎまわる次男。このあとおれの歯の治療に付き合ってもらうことになっているのをすっかり忘れている。濡れたお尻を予約の時間までなんとか乾かそうと苦労した(間に合わなかったのでずっと歯医者で立たせておいた)。
奥に見えるグラウンドの砂が円状に取り払われていて、何かと思ったらここからドクターヘリが県中央病院まで飛んでいったらしい。ちなみに映り込んでいる大人の人は近所で工事している水道屋の職人さんです。
県美術館の屋上の公園は今も芝生の養生で一部が閉鎖されているから、次の休みもこの公園に来ることになるだろう。そのときはたくさんの子供たちの声が聞こえるようになっていたらいいな。
Macromanic 2
今年の富山は空梅雨で、雨が降ってもごくわずか。かと言って暑い日が続くかと思えば20℃前半の涼しい日があったりと、例年になくペースがつかみづらいように感じます。雨に濡れた紫陽花を撮りたいとは思うものの、このままでは大半が枯れちゃうんじゃないかと思って、体調は万全ではないながらもまたまた太閤山ランドに行ってきました。

この日の気温は35℃、太閤山ランドも設立から35周年。わりとどうでもいいです。とにかく暑い(ぉ

紫陽花を撮りに来たのにやっぱり蜘蛛が気になってしまう。

それも、マクロレンズだから余計に。

前に来たときの写真もそうでしたが、JPEG撮って出しでセンサーダストをスポット修正で消しただけです。それでじゅうぶんなくらいにきれいに写るレンズ。それが SIGMA の新カミソリマクロ、70mm F2.8 DG MACRO Art 。軽くて取り回しも良くって、AFはちょっと甘いけどマニュアルで撮るのが楽しいからまあいいや。






愛こそはすべて。


最後はやっぱり金属とか錆に目が行っちゃうのは、SIGMAユーザーの性(さが)ってやつですかね。
Macromanic
SIGMA から、あの”カミソリマクロ”の異名を取る伝説のマクロレンズ 『MACRO 70mm F2.8 EX DG』 の後継モデル、『70mm F2.8 DG MACRO Art』 が発売されました。旧型を使用したことはありませんが、”カミソリ”と表現されるその切れ味を受け継いだ新型をさっそく入手し、その実力を体感しに太閤山ランドのあじさい祭りに行ってきたぞ!
いえね、特に今年は紫陽花の生育が例年より早い気がして、いつもなら開催初日から数日経ってから訪れることが多いんですが、今回は初日に突撃。予想通りに見頃がピークに近くてあと一週間遅かったら微妙だったかもと思いました。

ふだん 50-100mm F1.8 DC HSM Art を愛用していますが、新レンズを単焦点の 70mm と考えた場合にどんな距離感なのか確かめたくて撮った一枚。

ふむふむなるほど、これならマクロ撮影にこだわらずにスナップ撮影にもイケるよね。何より軽さが素敵。あまりの軽さに物足りなくなって、使いもしないのに 50-100mm を入れたカメラバッグを担いで行ったくらい(ぉ

さて、本題の紫陽花。この日は気温も30℃超えで日差しも強く、どちらかというと撮影には不向き。だって、均等に光が当たると写真がつまんなくなるからね。なので、日陰の多い道を選んで歩きました。

スプリンクラーも大活躍。油断してると水かぶっちゃうから気をつけないとね。

おれのいつもの定番、花弁の影が葉っぱに映りこんでるというシチュエーション。

光の差し込む水辺・・・と見せかけて、水中に沈んでいるムカデ(たぶん死んでる)に目が行っていたのは内緒。

そろそろマクロレンズっぽい写真でも撮りましょうか。そこかしこに巣を張り巡らせている蜘蛛なんてどうでしょう?フォーカスリングの重さが絶妙で、手持ちでのマニュアルフォーカスもさほど難しくありません。難しかったのは、そのカミソリのような薄いピント(笑。これでもまだまだ不十分だと思う一枚ですが、今のおれにはこれが限界(苦笑
以下、おれの視点によるカミソリマクロの世界をご堪能ください。
紫陽花撮りに行ったのに、昆虫とかにばっかり目が行ってしまう ”俺マクロ” 的な感性の少しでもご理解いただけたらと思います。また、この新カミソリカクロの見事なまでになだらかなボケの素晴らしさを感じていただけたら幸いです。














現場からは以上です。
Wednesday Morning 10 A.M.
雨に濡れた紫陽花って、ほんと絵になりますよね。いつもなら雨なんか早く止んで青空が見たい!と言い出すところなのに、紫陽花の元気な時季に晴天が続くと逆にお湿りがほしくなってしまいます。
というわけで、今年の紫陽花の撮影地としてベストショットを狙っている運河沿いの散策路へと出勤前にちょっと寄り道。

[ SIGMA sd Quattro / SIGMA 50-100mm F1.8 DC HSM | Art ]
ここではガクアジサイがそろそろ出番を終えるころ。

[ SIGMA sd Quattro / SIGMA 50-100mm F1.8 DC HSM | Art ]
どうやらこの撮影地の土壌がアルカリ性らしく、ここでは青色の紫陽花をまだ見かけていません。

[ SIGMA sd Quattro / SIGMA 50-100mm F1.8 DC HSM | Art ]
昨晩は思ったほど降らなかったので、イメージしていたような感じにはなりませんでしたが、自然の物は自然のまま写真に撮るのがいちばん良いと思っています。土に根をおろし風と共に生きよう、種と共に冬を越え鳥と共に春を謳おうってご先祖様が言ってたもんな。
22th Century Boy
I'll follow you down
親知らずを抜歯した術後の経過は順調で、10年前に右下顎のを抜いたときほど腫れたりせず、また不用意に冷やしたことで顔の筋肉が硬直して口が開けなくなり、ウィダーインゼリーでしか栄養補給がしばらくできなくなったことと比べれば、食事もほぼ不自由なく生活できることに感謝しています。先生、ありがとう!
しかしながら、治療箇所が三叉神経の一部である顎舌骨筋神経、および顎下神経節のすぐ近くだったこともあって、翌日も治療していただいた先生に呼ばれて術後の診察を受けることになりました。
待ち5分、診察5秒、請求額140円。
こうして味覚も失わずにご飯を食べることができています。本当にありがとう。

用事があっさり終わったので、帰りに環水公園に寄り道しました。このままどこか遠出して、何かしらの写真でも撮りにとつい思っちゃうもんなのですが、痛み止めを飲んでいる身ゆえ、ここは無理をせずにちょっとだけ付近を散策。

ふと目に止まったのはカルガモの親子。意外とカルガモの雛って間近で見たことがなかったかもしれません。ちゃんとお母さんの後についていって、賢いなあ偉いなあ可愛いなあと思いました。

でもよく見ると、お母さんが泳いだ後にできる波に追従しているだけのようにも見えて、なんだか面白かった。

さてと、今日はやたら暑いな。やっぱり遠出せずに家で休もう。こういうときこそ何もしないをするのがベストなのだ。
ごはんができたよ
久しぶりに家電製品を買いました。

パナソニックの炊飯器、『SR-PA107』 でございます。
こちらは過去に完全子会社化し、3年前には全員がパナソニックへ転籍となった三洋が開発した ”おどり炊き” の技術が使われている機種になります。我が家は三洋時代からの ”おどり炊き” ファンなので、買い替えるならばこれとほぼ決めていました。実は何年か前に某老舗メーカーの炊飯器(同価格帯のモデル)に買い替えたこともあったんですが、老舗とは名ばかりで保温はきかねーわ飯はまずいわですぐに使用を止め、引退させるはずだった三洋の炊飯器を引っ張り出して今まで使っていたのでした。
さて、本来ならば開梱レビューからの炊飯実演までやりたかったんですが、親知らずを抜いて顔を腫らしたので鎮痛剤を飲んで寝込んでいるうちに嫁がご飯炊いちゃったんで、いきなり実食レビューとなります(笑。嫁が出かける前に言い残した言葉を思い出してみると、なんか 「銀シャリコースを”もちもち”で炊いてみた」 と言ってた気がする・・・。

というわけで、どうやら 「銀シャリコース with もちもち」 なるモードで脱穀して研いだたイネ科の植物の実を煮沸した結果がこんな感じです。ちょいと水分多めで瑞々しいのはあとで嫁に聞いてみるとして、個人的には歯を抜いた場所というか顎が痛いのでこういう柔らかいご飯は大歓迎!

あと、嫁が今日まで気にしていた 「しゃもじが中に入るかどうか」 という問題も難なくクリア。ちなみに永年の使用でしゃもじのトップ部分がごっそりと削れていますね。炒飯とか作るときによくフライパンでガツガツやってたもんなあ・・・。ところで、そもそも炊けた御飯の入った炊飯器の中にしゃもじを入れたままで保管するかについて、おれはどことなく違和感を覚えながら20年近く暮らしているのですが、人の性癖に口を出してはいけないと思ってずっと黙っています。

さて、炊きたてのご飯のアテには何を選ぼうかな、賞味期限が3日切れた納豆と、同じく1日切れたアメリカ産牛肉にしようかな。それとも、迷ったついで両方選んじゃう?

しかし、納豆は腐っても納豆だし、肉と言ったらごはんに決まっているのでここはアメリカ産ビーフを選択。顎の状態もあるので少量にとどめ、残りは次男のために取っておくことにしました。もう一品増やしたいところですが冷蔵庫には豆腐しか入っていなくて、それはそれでいいんやけど、なんかビール飲みたくなってくるからここはガマンしておくべきと思い、ササッと食事を済ませました。
来週の抜糸まで大人しくしとかんとね。首から上の疾病は命取り(以前反対側の親知らずを抜いたときに酷い目にあったので、今回は優等生を貫くことに決めている)だから、長生きしたけりゃここはガマンだ。
あ、新品の炊飯器で炊いた炊きたてのお米、とっても美味しかったです。
行田公園の花菖蒲 2018
今年にかぎってなんだかハナショウブを撮りに行く気分ではないなあと思っていたはずだったんですが、午後に控えている下あごの親知らずの抜歯の前に、なんかしておかないと気がすまなくなって、つい行ってしまいました。

富山のハナショウブの名所のひとつ、滑川市の行田公園でございます。

行田公園といえば、こちらのギター弾きのおじさんを忘れてはいけません。今年も会えてなんだかホッとしました。彼がつま弾くギターのスタンダード曲をBGMに散策するのがイイんですよ・・・。

というわけで、さっそく一枚。まあ、ここ数年毎年来ていたのでだいぶ飽きていたのが本音ですが、思索を巡らせながら歩きつつ目に止まったものにレンズを向けるのは良い気分転換になりますね。季節の花目の前にしてその美しさを感じることで、自分が自然の一部になれたように感じます。日本の四季って素敵。大雪の降る冬以外は―。

そして、花だけではなくそこで生きる生き物に目を向けることも、とても大事だと思っています。

そうそう、この公園のもうひとつの見どころは紫陽花なんですよ。今年はハナショウブよりも生育が遅い感じで、まだまだでしたね。

藍より青し・・・でもないか。



飛び立つアオサギにピント合わせるのは至難の技なのだ。
中島北公園近くの紫陽花トンネル
富山で紫陽花を見られるところといえば、射水市の太閤山ランドのあじさい祭りや滑川市の行田公園の花しょうぶ祭りあたりに毎年足を運んでいますが、春に異動になったりまとまった時間がなかなかなかったりといった感じで、今年はどちらにも足が向かないなあという気分です。代わりに、近所を流れる運河のそばに面白そうな場所を見つけたので、まだ時季としては早いのですが、見頃になるのを楽しみにしながら、近くを通ったついでに様子を見に行っています。


前回来たときにはまだガクアジサイしか咲いていなかったのですが、今回来てみるとまだ少しだけですが手まり咲きのアジサイを見ることができました。

生を謳歌するものもあれば、死にゆくものもある。

動く子供にピント合わせるのは至難の技なのだ。
富山空港に行ってきた⑤
やさしい人達の然りげない誘いを
’X’(バツ) と大きく腕で書いた 少し笑った
”心に穴が空く” ってこと わかった気がした
妙にぴったりで また 少し笑った
すき・・・(飛行機が)
(Dreams Come True / すき)より
6月8日の富山空港は、 Boeing787 は来るわ昨年に引き続きトリプルセブンは来るわの富山在住の飛行機好きには一大イベントだったわけですが、当日は次男との親子遠足で疲労困憊で帰宅からの昼酒を始めてしまったおかげで完全に詰んでしまいました(苦笑。
同じ飛行機好きの友達の何人かからは「次に来るトリプルセブン、STARWARS JET みたいですけど、来ます?」なんてありがたいお誘いもあったけれど、件の理由で断念。だってさー、787 つったって富山だと珍しいってだけだし、トリプルセブンにいたっては去年撮ったからまあいいか、ぐらいに思ってたのよ。それが何を思ったか STARWARS 仕様かつ富山初就航のJA743A(C-3PO塗装のやつ)と来たもんだ。
くっそー、それ知ってたらコンビニでハイボールなんか買わなかったのにぃぃぃ!!!・・・と歯ぎしりしながら今さらのように Flightrader24 を iPhone にインストールするのであった。

というわけで、その口惜しさを薄めるべく、出勤前に富山空港に来てみました。

実は、”チビアラ”ことJA51AN、Boeing 737-800シリーズの初号機が来ていないかちょっとだけ期待していたけれど、エプロンにいたのは最新の機体である JA86AN でございました。このJA86ANは何度となく富山に来ているらしく、翌日の同時刻にたまたま北陸自動車道を走っていたときに、不意に頭上に現れてビックリしたでござるの巻。(註:富山空港からの離発着でRW20を使用するさいに北陸自動車道の真上を通過するので、高速道路上に”わき見注意”の看板がある)
ちなみにこのJA86ANを撮ったのは、2016年の11月以来で、あの日は米軍ヘリが燃料制御装置の不具合で緊急着陸してたんだっけ。

そして、偶然にもブルーシートを被ったままヘリポートで駐機していたのは、同じく2016年11月の同時間帯に見かけた朝日航洋のヘリ(JA9690)でした。しかしまたなんでこの状態で置かれているんだろう・・・。

さて、そうこうしているうちに出発時刻が来たようです。羽田へと飛ぶNH316便となるJA86ANさんの乗客へなにやら横断幕を掲げるグラウンドスタッフの皆さん。当然ながら展望台からは何が書かれているのか見えないので、あとで調べてみました。

ああ、なるほどね(笑。

プッシュバックと同時に場所移動を始めるスタッフさんたち。ふむふむ、この様子でいくと滑走路を走る飛行機との組み合わせで面白い写真が撮れそうだ。

よし、位置はそこね。

こっちも準備完了っぽいぞ、いよいよだ。その場で閃いたイメージ通りに写真が撮れたら、たとえ珍しい機体でなくても見に来た価値はあるってもんだ。

・・・って、このタイミングでたたむんかーい ( ゚д゚c)ナンデヤ( ゚∀゚)っ))ネンッ!!

というオチも決まったところで、JA86ANさんは羽田へと飛び立って行きましたとさ。
おしまい。
アブラハムの子
あなたの子孫を天の星のように、海辺の砂のように増やそう。地上の諸国民はすべて、あなたの子孫によって祝福を得る。(『創世記』より)
ソニーから発売中の高画質コンパクトデジカメのロングセラーモデル、DSC-RX100シリーズに6人目の仲間が増えるとかなんとか。
アブラハムにはのっぽのイサク(Isaak)を筆頭に7人の子たちがいるが、これからも増えていくであろうRX100シリーズでいちばんのっぽ(突出しているという意味で)なのは、使う人それぞれなのではないかとぼんやり思ったり。
んで、もう購入宣言なんかしちゃったりしてる人がいたりとか。さすがにおれはコンデジに14万円もポンと出せないというかなんというか、そんな予算があればむしろ同時期に発表されたキヤノンの EF70-200mm F2.8L IS III USM ・・・ではなく、おそらく中古で数が出回るであろう II 型を買っちゃうかもしれない。そこそこ明るい望遠レンズが欲しくなれば、だけれど。

なんてなことを考えながら、RX100シリーズではもはや古株の M2 を手に次男の通う保育所の親子遠足に行って来たのであった。
正直ね、この 24-70mm の M2 でさえズームできることをド忘れしてずっと広角側で使ってたことがあったこのおれだから、コンデジに 200mm は要らないと思うのだ。特に沈胴レンズの場合は鏡胴の伸縮の時間が撮影時の致命的なロスになりかねないかもしれないし。
ちなみにこの写真は一番乗りをかまして余裕ぶっこいてるときのもの。遠足が今日じゃなかったらどうしよう?とか不安に思ったりするアレですよ。

さて、遠足の行先は先月も来たばかりの 「富山市ファミリーパーク」。他校の生徒とルートがかぶるのを避けて、いつもの東回りあら西回りへと変更をしながらになりました。西回りルートは出だしが地味っちゃ地味だけど、こうしてスワンボート乗り場が目の前にあったり(昨年秋にクルマを買い換えたときの慣らし運転でここまで来たときにコイツに乗った)、遠足でなければポニーに餌をあげたりとかがすぐにできちゃう。東回りだとここに辿り着くまでには体力が相当削られているので、なかなか時間をかけて楽しめなかったりするんです。

いつもながら殺風景な猿山の中にも、こうして微笑ましい母子の姿があったり。

30℃を超えるクソ暑い中、芝生の上で 『アブラハムの子』 を踊らされたあと木陰でお弁当を開いて、隣り近所になった同じ組の子たちにおやつを分け分けしたりとか。

見たこともない虫がいつの間にか腕にくっついていて、びっくりしたりとか。

その隙にお弁当をイモムシに狙われたりとか、全然落ち着かねーじゃねーか!(苦笑

カピバラの脇腹。

手酌で水を飲むツキノワグマ。

シマウマの中でも比較的凶暴なほう。

フラミンゴがなぜ逃げないかという豆知識を周囲の主婦にひけらかすのを暑さですっかり忘れていたりとか。

鹿の角の生え代わりはいつも痛々しそうだったりとか。

いっぽう山羊はやたら痒そうだったりとか。

栗と・・・じゃなかった、胡桃とリス。

まあ、レンズが暗いぶん、しっかりと画像処理エンジン側で補正はしてくるだろうけど、おれにしてみれば画角の選択肢が増えて自由度が増すのが個人的にはちょっと合わないかなあ。制約があればそれを乗り越えた上で創造力を生み出そうとする性格なので、自由=便利ではけっしてないのだ。少なくともおれにとっては。
あと、いちどは M3 を使っていたことがあったけど、当時話題となったあのファインダーは思ったほど使わなかったし(ド忘れしてた)、微妙に厚みの増した本体を持ったときの違和感がどうしても許せなくて、M3 を手放してまた M2 に舞い戻ったのだ。そんな経緯もあって、今でもおれの ”のっぽ” は M2 かなあ。
ボケ量の選択が増えるという点で、明るいは正義だと思うし。そもそも何を撮るかですべては決まるよね。正解はひとそれぞれだ。
あいの風とやま鉄道 521系1000番台
休日はいつも保育所へ通う次男を送り出したあとは夕方までヒマなので、紫陽花を求めてクルマで小一時間程度彷徨ってみました。カントー地方ではもう梅雨入り宣言がなされたようですが、裏日本はまだもう一週間ほど後になりそうです。まあ、ざっと近所を巡った感じでは、まだまだ写真映えしそうなほどは咲いていないのがようく分かったべな。
その帰り道、ふと思いついて昔よく鉄道写真を撮りに来ていた神社のそばまで来てみたら、すぐに倶利伽羅方面へと向かう電車が来たので一枚だけ撮りました。

[ SIGMA sd Quattro / SIGMA 50-100mm F1.8 DC HSM | Art ]
帰ってから写真を確認してみると、いつか機会があれば撮りたいと思っていた 521系1000番台ではありませんか!川崎重工で製造されたのち昨年の12月に富山へと甲種輸送され、今年の3月にデビューしたという話までは聞いていたけれど、運用状況とかを子細に調べる気力もなかったので、そのうち撮れたらいいなぐらいにしか思っていなかったんですが、まさかこんなあっさりと会えるとは。
この 521系1000番台は、あいの風とやま鉄道開業時にJRから譲渡された413系(5編成が現存)の置き換えとして、2022年までに同数が製造される計画です。ということは、この車両をよく見かけるようになる=413系の姿を見かけなくなるということになるわけで、仕方がないとはいえ寂しくなりますねぇ・・・。
ちなみに外観が同じの0番台3次車との見分けかたは、編成番号である”AK17”の文字と、貫通扉のガラス面に貼付けされたロゴマークです。あとは行先表示がフルカラーの液晶になったところかな。
ところで、架線の部分にけっこう大きなセンサーダストが写り込んじゃってしまい、Lightroom で修正しようにもなかなかうまくいかないのでそのままにしてしまいましたが、こういう複雑な場所のスポット修正ってどうやったらいいのでしょうか。
GOLDEN BOY
集真藍
不意に夜中の3時に目が覚めてしまい、眠れないまま朝まで過ごしてすっかり寝不足になってしまったわけですが、二度寝を二回ほどしたらだいたい回復したので、ちょっと紫陽花を撮りに今年狙っている場所の様子を見に行ってきました。

富山はまだ紫陽花の時季はまだ早く、昨年見つけた近所の紫陽花トンネルはこんな感じの雰囲気。まあ、何はともあれこれからが楽しみです。

小さな花弁がその葉に影絵のように映る様子が面白くて、何度もシャッター切りました。





ちなみに、ここは富岩水上ラインのコースになっている運河のそば。このまま歩いて行けば環水公園にだって行けちゃう(実際行ったけど)。自宅からも近いので、遠出を嫌う嫁でもここなら付き合ってくれるだろう。

動くスズメにピント合わせるのは至難の技なのだ。