馬場記念公園
祖母の介護で、ここ数年ろくに外出もできていない嫁が、ふいに「たまには秋らしくイチョウが見たい」と
言うので、子供の頃に住んでいたアパートの近くにある、『馬場記念公園』まで来てみました。

場所は富山ライトレール蓮町駅の真ん前、突然広大でぶっきらぼうな公園が現れるので、何も知らない人は
けっこう驚くのではないでしょうか?

富山大学の前身である、旧制富山高等学校の設立に際して多額の寄付や蔵書の寄贈で、富山県人の
人材育成に大きく影響を与えた馬場はるさんを忍び、旧校舎跡地に整備された公園でございます。
おれ個人としては、小学校低学年から高校2年までの間、この近くで暮らしていて、高校へは電車通学だった
ので、毎日この公園内を通って蓮町駅から富山駅まで食パン電車に乗っていました。
高山線まで乗り継ぐ”西ホーム”(当時)の存在感の薄さというか、ミステリアスさなんて”9と3/4番線”以上
だったと自負しています。
註:現在が富山駅は在来線の高架化工事のため、場所やら呼称が変わっていてわけわかめです。

蓮町駅も、ずいぶん変わりました。この駅から高校まで通っていたときにはちゃんとした駅舎もあり、
駅員さんも常駐していましたけど、今では雨除けのひさしだけしかありません。

変わらないのは、JR時代から引き継いだこのレールだけかな。

さて、園内の広場です。
懐かしいな、このイチョウの木だけはずっと変わらない。
富山は秋がとっても短くて、あっという間に冬になっちゃう。このどんより雲がなかなかしぶとくてねー。
そろそろ気分転換に遠出したくなるころです。
奥にあるピンク色の建物は、北部児童館と言う建物で、子供のときにここで卓球をやっていたときに
ラケットがすっぽ抜けてガラス戸を割ってしまい、ワシントンと桜の木のエピソードを思い浮かべながら
正直に係の人に謝りにいった思い出があります。







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