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チンチンボンボさん


チンチンボンボというのは富山弁で 「かたぐるま」 のことで、うちの実家では韻を踏みたかったのか、
チンチンボンボンと言っていました。
作者の女優:室井滋さんは魚津市滑川市の出身、おれの父親の出身は砺波市なので、
ひょっとして呉東と呉西で表現が違うのかもしれません。
(註:富山県では呉羽山を境に地域を東西に分けて考える慣習があります)

チンチンで有名な富山弁といえば、”おちんちんかく”というドギツイのがあって、
「正座をする」という意味で使うらしいですが、おれの世代ではそんな方言を使うやつはいないし、
かたぐるまをするにしても、自分の子供たちにはふつうに「かたぐるましようか?」って言うので、
チンチンボンボ(チンチンボンボン)なんて方言、ひさしぶりに聞いたなあ。

ひょっとしてこんな感じでどんどんとディープな富山弁は失われていくのかも。


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この絵本は、2015年4月に開設した、富山市湊入船町にある「KNBこどもいりふね館」のオープン記念
として制作されました。
「KNBこどもいりふね館」の場所を分かりやすく言うと、富岩運河環水公園のスタバの向い側です。
いつか行ってみようと思いながらも、駐車場探しがめんどくさくてまだ行ってません。

実は6月にすでに予約してあったのですが、見事に konozama されてしまって、入荷予定日がまさかの
7月12日以降(苦笑。
だったらリアル店舗で買うわ、だら!と思ってキャンセルして久しぶりに文宛堂に行ってきたさ。


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さて、内容のほうですが、さすがに「KNBこどもいりふね館」のオープン記念作品だけあって、ばっちりと
その外観が描かれています。これは明らかに企画段階で描かされることが決まっていたようなページ(笑
地味に世界一美しいスタバも描かれていますね。

二人合わせて”チンチンボンボさん”と呼ばれるようになった親子が富山県の名所を舞台に活躍する、
ワクワクドキドキの愛と冒険の感動作(だいたいそんな感じ)、長谷川義史さんのユーモラスな作画と
の相性もばっちりで、ほっこりしながら読めますよ。


自分の子供時代の記憶を辿るとき、たとえばコンバトラーVを観てたとか、ガンダムのプラモデルに爆竹
仕込んで公園で爆破してたみたいな男の子らしい思い出もなければ、
特別好きだったその時代の戦隊ヒーローや仮面ライダーもないんです。よくてウルトラマン80ぐらいなのかな、
それも絵本を持ってる写真があったことで「あ、これ好きだったんだ」と気づいた程度。

でも、よく父親にチンチンボンボンをしてもらってたことは忘れてはいなかった。
当時富山県警の交通機動隊に所属していて、それこそ非番の日でも呼び出されて出動していたころ、
あまり遊んでもらったことがないなあと思っていたけれど、こうして「チンチンボンボさん」を読んで、
あらためて父親とふれあった短い時間のことを思い出しました。

べつにハゲ家系でもないのに、カロヤンを愛用していたせいか、カロヤンの匂いを嗅ぐと
風呂上がりの父親の頭の匂いを連想してしまいます。
たぶん、警察署内の武道館で剣道やってて頭が蒸れてハゲるのを予防してたんだろうね。


おれ自身、結婚して家を出たのが早かったのと、反抗期にほとんど口を利かない時期があったことを
考えると、父親からすれば、生まれてから本当に短い時間しかいっしょに笑いあってくれなかったんだなあ
と思います。

今の自分も、仕事の日は24時間のうち子供たちとふれあう時間は、よくて1時間くらいしかないけれど、
若いころの父親はもっとそうだったんだろうと思うと胸が痛い・・・(苦笑

お互いの家もそう離れていないのに、なかなか顔を見せに来ない親不孝を反省して、
近いうちに実家に行こうと思います。

こっそり、この絵本置いていこうかな・・・。


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