こうの史代/夕凪の街 桜の国


桜の開花まであともう少しだからというわけではなくて、『この世界の片隅に』 の読後の余韻に
まだ浸っていたくて、過去作品を読んでみました。


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『この世界の片隅に』 よりも10年くらい後の広島―。
原爆スラムで母親と暮らす平野皆実という女性の、原爆を落とされたことによって家族を失いながらも、
生き残った罪悪感から恋愛に躊躇する姿と、そしてようやく一歩を踏み出した矢先、
原爆症によって恋人と結ばれなかった悲劇に鳥肌が立ちました。


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そして時代は代わり、皆実の弟を父親(旭)に持ち、彼女と面影が似ていると言われる七波の視点で
描かれる、戦後の広島の”被爆二世”の心情・・・。
彼女もまた、母親(旭の妻、太田京花)を原爆症で亡くしています。
大きく悲しい出来事があったけれども、時に迷いながら時に自分たちのありようを見つめながら、
幸せを願い、前を向いて歩こうとする強い姿に心が打たれます。


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不幸に遭った人への同情なんかじゃなく、日常の小さなひとつひとつの幸せをもっともっと大切にしたい、
そんな気持ちになりました。



夕凪の街 桜の国 (アクションコミックス)夕凪の街 桜の国 (アクションコミックス)
(2004/10/12)
こうの 史代

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