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グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち

Good Will


マット・デイモンといえば今でこそ”ジェイソン・ボーン”がハマり役になって、
アクション俳優のイメージから入った方も多いかもしれません。

出オチの『プライベート・ライアン』では、なんかスベった感じを受けましたが、
後悔に苛むヘロイン中毒の兵士を演じた『戦火の勇気』の演技は鬼気迫るものがありました。

ベン・アフレックもまた、『アルマゲドン』の”A.J”のようなチャラい役や、
セレブ入りした後のスキャンダルのせいか、どうも軽いイメージしか残らなかったので、
監督作品の『アルゴ』も怖くて観れてません。

そんな彼らのスタート地点となったのが、この『グッド・ウィル・ハンティング』です。
2人で書いた脚本が認められ、出演したこの映画は1998年の第70回アカデミー賞
脚本賞を獲得ました。

共演のロビン・ウィリアムスがシリアスな役を演じるということで興味を持ったのが
最初だったような気もしますが、初見が15年も前なのでキッカケはよく覚えていませんw

あらためて観ると、天才的な数学の能力を持ちながら、育った環境のせいで素行が悪く、
自らの才能の芽を埋もれさせようとしている青年←虐待によるトラウマ持ち という設定が
出来過ぎな感じがしなくもないですが。

しかし、自分の弱さを見せまい、自分の中に立ち入らせまいとするために、
カウンセラーたちに対して心を閉ざし、見透かされないように攻撃的になる部分には
共感を持ちました。”お前におれの何が分かる?”と。

また、ルームメイト同士だった教授とロビン・ウィリアムズの確執というか、
仲の良い友人に見えても、心の奥底には相手に対して複雑な感情を隠してるんだろうなあ
と、人間の心の本質を本当によく描き出していますよね。
それにちゃんと仲直りするのがいい。

おれにもお互いを認め合った友人はいるけれど、腹を割って話すことに甘えるのがきらいで、
あまり連絡を取り合ってませんねー。なのでちょっと羨ましかったです。

ロビン・ウィリアムズ演じるショーンが、ウィルに向かって何度も『君は悪くない』と
繰り返し言い、まるで父親のように抱きしめるシーンなんか、たぶん誰でも人にそうして
もらいたくて思わず泣いちゃうんじゃないでしょうか。

ここはちょっと、主人公のトラウマが重すぎて観る側としては感情移入が難しいけれど、
(冒頭で出来過ぎと言ったのはこのせい)

失敗も悩みもなく生きて来られる人間なんて誰一人いない、
ただ、そのことに囚われ過ぎて足を踏み出すことをためらっては前に進めない。
だからこれまでの自分は悪くない、今まで歩いてきた道のりの全部ひっくるめてこそ
自分なんだ、とアイデンティティーの確認に変換することにしてます(苦笑

ああ、人間同士ぶつかり合って心を開くのって、素晴らしいよなあ。

最後に、こんな素晴らしいラストシーンの映画は今まで観たことがありません。
上辺なんかじゃない、心底自分のことを考えてくれる友人なんて、そういないからね。

(でもよく考えたら、21歳の誕生日に車をプレゼントしてあげたはずなのに、
またいつもどおり迎えに来るのも変だよな、と思ったのは内緒)

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