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"CARGO" Tropfest Australia 2013 Finalist

ネットで興味深い映像作品を知ったので紹介します。

CARGO *動画のリンクはこちら

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この映画は9つの地域からなる国際短編映画祭「TROPFEST」の2013年度・オーストラリア最終選考に
勝ち残った作品のうちの一つで、まさかのゾンビ映画。

7分程度の作品ですが、セリフはなく映像と効果音、静かな音楽のみでストーリーは語られていきます。

愛している人を無事安全な場所へ届けるため、自分がどうなろうと意識の残るかぎり
歩き続ける父親の無償の愛が描かれています。

ラストの赤ん坊を膝に抱く女性の表情がとても印象的でしたが、きっとこのシーンを撮りたくて
この作品を作ったんだなあと漠然と思っていたら、

制作者の一人は女性でした。

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YOLANDA RAMKE さん。

美人な方ですが、共同監督と製作と脚本、そして出演までされています。

そう、ラストの女性は彼女だったのです。

ゾンビ映画というと、どうしても血と内臓とショットガン&スナイパー・ライフルがイメージされてしまいがち
ですが、人間として死ぬ姿というのはどうあるべきか考えさせられるジャンルでもあるんですよね。
また、生存者たちの生に対する執着心の醜さにも学ぶべきものがあると思っています。

衝動の赴くまま愛する人をその手にかけるか、生きるために愛したその人に凶器を振りかざすか。
この父親もまた、自分たちが生き残るために奥さんをその手に掛けています。

女性ならでは視点なのでしょうか、生きる希望や不安への描き方がとても胸に残る作品でした。

ちなみに、今回の出品作品の「TSI(Tropfest Signature Item)」と呼ばれる共通テーマは
"Baloon"(風船)です。この映画では赤ちゃんをあやす小道具として使われてましたが、
風船を連想させるようなもの-妊婦のお腹とか-なら何でもいいようですね。
でも、それをゾンビになっていく父親に絡めちゃう発想がすごいわ。

あと、生存者の一人の白人男性が故ヒース・レジャー(オーストラリア出身)に似てるなあとか、
エンド・クレジットを見ながら、赤ちゃん役の RUTH VENN ちゃん(性別不明)のたぶんお父さんが
"RUNNER"(スタントで走る役?それとも撮影用語?)とクレジットされてたり、
スペシャル・サンクスにお母さんらしき人の名前があったりとか、余計なところにも目が行きました。

あ、あとステディ・カム使ってるんだよねー。
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