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BLADE RUNNER "THE FINAL CUT"

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監督のリドリー・スコットに対しては、もはやまともな映像作家としては評価をしていないのですが、
自分が写真を撮るようになって、ときどきその出来上がったものを眺めていると必ずこの作品を思い出すので
久しぶりに観ることにしました。

自分が撮りたかった作品を最後までやりきるパワーというのは、『フィフス・エレメント』のリュック・ベッソンや
『パシフィック・リム』のギレルモ・デル・トロの方がすごいと思うんですよね。

『プロメテウス』においては、当初は初期の名作『エイリアン』の前日譚を製作すると期待させておきながら、
結局出来上がったのはパラレル・ワールド的なぼんやりした雰囲気系のSF映画で、ちゃんとしたセンスを持っていたら
脚本の時点でいろいろとおかしいと気付くだろって思うし、一度出来上がったものを後からになって再編集して
"Director's Cut"と銘打って世に出すことが多いのもこの人の特徴。

また、編集に懲りすぎて前後不覚に陥ってる作品もあるしなあ・・・。
難しいこと考えながら観るのがバカバカしいという点ではジェリー・ブラッカイマーの方がよっぽどマシ。

というわけで、いくつもあるブレランの中から”最終”バージョンをチョイス。
個人的にツボなのは、4年しか生きられないように設計されたアンドロイドたちが、写真に固執するところ。

写真を撮ってそれを残すことが記憶を補完すると考えたなら、興味の惹かれたものを被写体に選ぶのは当然として、
行った場所やそこで見た物を記録することで、いつか見返したときに『あのときの自分』を思い出すことが
できると期待しつつ、何気ない日常の中でシャッター切ってます。


涙のように、雨のように思い出がやがて時とともに消える―ことがないように、ね。




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逆に今、ハリソン・フォードの独り語りの劇場公開版を観るとすごく新鮮だったりするのは皮肉すぎるかな。
いつか誰か、ウイリアム・バロウズ版のブレード・ランナー、撮ってくんないかな。

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