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Behind The Mask




坂本龍一作曲、YMO の セカンド・アルバム『SOLID STATE SURVIVOR』(1979)に収録されている曲を、
エリック・クラプトンがライブで演奏したことをふと思い出して、
(そのときのドラムをまだフサフサだったころのフィル・コリンズが叩いていてカッコ良かった)
そういえばこの曲ってマイケル・ジャクソンもカバーしてたよなあ、と調べてみたら、
エリック・クラプトンが演奏したバージョンは、もともとマイケル・ジャクソンのアレンジのものだったそうで。

何でも、原曲をクインシー・ジョーンズが気に入り、マイケルのアルバム、あの『スリラー』(1982)用に
"マイケル・バージョン"をレコーディングまでしたものの、事情があってお蔵入りになった。
しかし、『スリラー』の共同プロデューサーで、クラプトンのバック・バンドのリーダーでキーボードを担当していた
グレッグ・フィリンゲインズ(誰)がこの曲を自身のアルバムに収録。
そのつながりでクラプトンのアルバム『オーガスト』(1986)においてあの”スローハンド”が日本のテクノポップを
ブルース・ロック調にプレイしたという経緯があった模様。

ちなみにこのアルバムのプロデューサーは前作の『ビハインド・ザ・サン』(1985)に引き続きフィル・コリンズ。
リリースはちょうど『フィル・コリンズⅢ』(1985)の翌年になりますね。
この『オーガスト』というアルバム・タイトルは、この年の8月に生まれたクラプトンの息子、コナーにちなんで
付けられたそうですが、コナーは1991年に転落事故で死亡。
悲しみに暮れたクラプトンは名曲『ティアーズ・イン・ヘヴン』(1992)を書き上げます。

この『ティアーズ・イン・ヘヴン』の路線を引き継いだような1996年の『チェンジ・ザ・ワールド』は
ジョン・トラヴォルタ主演の映画『フェノミナン』のテーマ曲として使われ、ベイビー・フェイスのプロデュース
とともに話題となりましたが、オリジナルはカントリー歌手のワイノナ・ジャッドの曲。
なんとワイノナの妹はマイケル・マンの『ヒート』でヴァル・キルマーの奥さん役を演じたアシュレイ・ジャッド。


『Behind The Mask』を作曲した坂本龍一自身もこの”マイケル・バージョン”をライブで演奏し、
スタジオ録音もしました。その時のヴォーカルは当時のライブでも一緒だったバーナード・ファウラー。
彼はザ・ローリング・ストーンズのバック・ヴォーカルとしての活動が有名ですね。
ファウラーの存在はスティーヴィー・サラスとのユニット”ニッケル・バッグ”の1人として知りました。

ストーンズと坂本龍一にも少なからず縁があって、1989年リリースの『BEAUTY』でストーンズのカバー曲、
『WE LOVE YOU』を録音しています。また、1990年リリースのミニ・アルバムでは別テイク・バージョンを収録。
個人的にはこのミニ・アルバムが大好きで、今でも手元に持っています。


結局、”マイケル・バージョン”はマイケル存命中に正式にリリースされることなく、2010年にリリースされた
マイケルの未発表曲集『MICHEAL』ではヴォーカル・パートのみオリジナルで、演奏は新録のものが収録されて
います。
Michael Jackson - Behind the Mask (埋め込みURLがコピーできないのでリンクのみ)


軽くネットで調べてみただけなのに、たった1曲でこれだけの人がつながっていくのが興味深かったですね。
自分がなぜこの曲にこだわったかというと、実は高校時代に描いた油絵の作品名を『Behind The Mask』から
頂戴したんですよ。たしか県主催の展覧会にも出品したはず。(美術部員なら誰でも出品できた)
今その絵はどこにあるのか知らないけれど・・・。


そういえば、坂本龍一さん、1日早いですがお誕生日おめでとうございます。










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