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28日後...

終末思想というのは、国というか文化ごとに個性があって興味深いものだったります。

28日後...


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「ゾンビ」のジョージ・A・ロメロはキューバ系とリトアニア系の両親を持つNY出身のアメリカ人ということで、
乱暴な分け方かもしれませんが、リメイクの「ドーン・オブ・ザ・デッド」も含めてアメリカ製作くくりでいくと
総じてラストは救いがありませんw

かわってイギリス出身の監督が関わった作品のラストは、たいていエンディングはうやむやです(苦笑
ジャンルは違いますが、「ハリー・ポッターとアズカバンの囚人」のアルフォンソ・キュアロンが撮った
「トゥモロー・ワールド」も、人類の生殖能力が失われ18年間子供が生まれない世界の中で、
最後に主人公が希望を託した子供と母親の運命も、見事にうやむやでした。
個人的には好きな映画の10本に入る作品でしたが、ラストだけは「何だよそれ?」と思いました。

そして、この「28日後...」。監督は「トレイン・スポッティング」のダニー・ボイル。
ラストは一応ハッピー・エンドっちゃあハッピー・エンドでしたが、「何だよそれ?」という感覚は一緒。
世界が破滅した原因は結局解明も解決もされないまま。
それを言い出したら「ショーン・オブ・ザ・デッド」のラストも見事に何の解決にもなってなかったけど、
まあ、あれはそれでいいや。

”凶暴性”と名付けられた未知のウィルスに感染したチンパンジーの研究をしていた施設を動物愛護団体が
襲撃するところから物語は始まりますが、もともとチンパンジーはじゅうぶんに凶暴なんだし、
何だかな―と思いつつ、さらに世界中の人類が過去に起こして来た数々の暴動の映像を彼らに観せている
時点でもう可笑しくてたまらない。これはいわゆる「雰囲気系」ってやつだな、きっと。

「バットマン・ビギンズ」のキリアン・マーフィー演じる主人公のジム"JAMES"←強引)が目を覚ますと、
そこは無人の病院、しかも頭部に手術痕があるにもかかわらず全裸でフルチン全開w
ふつうなんか着てるでしょ~。お前はケビン・ベーコンか!と思いました。

で、彼は病院から出て無人のロンドン市街を彷徨って、昏睡してから世界が一変したことを目の当たりに
するわけですが、たいていこういうロケをする時間と言うのは人通りの少ない早朝なんですよね。
いつかまたこのジャンルを撮る人がいたら、ぜひ真昼間の大都会で道路封鎖して撮影してもらいたいと
思っています。

助演のナオミ・ハリスがたくましくヒロインを演じていて、DVDの特典映像にある別エンディングでも
強烈な印象を残しています。

この作品がいわゆる“走るゾンビ”が流行するキッカケとなってしまいましたが、根本は『極限状態にあった
場合にいちばん怖いのは人間だ』というテーマが生きているぶん、この作品は評価できると思います。


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