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TOTAL RECALL (2012)



Total_Recall.jpg

指の治療に通った病院の外来の待合室に"Kindle PaperWhite"(充電したのは3ヶ月ぶり)を
持ち込んで、フィリップ・K・ディックの原作を読んだ勢いで観てみました。

主演のコリン・ファレルがあまり好きではないので、ほとんど事前に情報収集はしてませんでした。

なんつーの?エリート層と貧困層が分かれて生活してて、地球内部をトンネルでつないでどーした
こーしたといった設定がどーのこーの、といった程度の知識しかなかったです。


で、いざ観てみると、期待度がそう高くなかったせいか、このテの近未来SFにしてはわりと
舞台セットの作り込みが丁寧なのと、デザインの統一性が徹底されてて好感が持てました。
警備ロボットの”シンセティック”もなかなかカッコイイ。
まあ、中に人が入っててあとから余計な部分は画像処理で消した感もアリアリでしたけどね。


労働階級の人々が通勤に使う”フォール”ですが、地球内部を絶叫マシンのフリーフォールみたいに
落下していく途中に重力転換で上下さかさまになるという強引な設定が面白くて、
(そもそも地殻すら突き抜けるトンネルを掘ってる時点で突っ込みたくなるんですが)
ついサンダーバードで富山から大阪へと向かう途中に、米原で座席の向きを変えさせられる感じを
思い浮かべてしまいました。


監督は「アンダー・ワールド」シリーズのレン・ワイズマン。助演はシュワちゃん版のシャロン・ストーンに
あたる奥さんのふりをしている役が、監督の奥さんのケイト・ベッキンゼール。
老けててエンドロールまで誰か分からなかった。

同じくレイチェル・ティコティンのポジションは「ステルス」でビキニ水着姿でサービスしてくれた
ジェシカ・ビール。
この人ってちょっとふっくらしてた方がグラマラスで健康的に見えて良かったんだけど、
残念ながら本作品では痩せてて個性がなかったですね。


悪役のコーヘイゲンの存在感が薄かったり、レジスタンスのリーダー役(”デッド・マンズ・チェスト”の
デイヴィ・ジョーンズの中の人)にもオーラがなかったり、配役に残念な感じの残る作品でした。

磁場を発生させて浮かんで走る乗り物のカーチェイス・シーンなんかは、「アイ,ロボット」や
「マイノリティ・リポート」あたりと良く似てるので何も言葉が浮かびませんし、
追跡車両から逃れるために磁力をカットして地上へ降りるシーンで、強力な磁場で跳ね飛ばされる
車両の演出はそこそこ面白かったものの、周りがどうみても普通にロケした生活感の漂う沿道だった
ので、SF映画という夢を観ている気持ちもいっしょに吹っ飛びました。


あとはまあ、あれだ。”リカル社”のセットをインチキアジア風にした時点でこの監督のセンスは
知れている。

「ブレード・ランナー」を越えられらない作品の一つ。


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コリン・ファレル、ケイト・ベッキンセール 他

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