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獅子は踊る⑬~六渡寺秋季祭礼の昼の部


富山県内の獅子舞をめぐる冒険は今回で最後を迎えることになりました。といっても、来年もきっとやるよ!―飽きていなかったらね・・・。

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我が家的に2019年最後のイベントはこれ、『六渡寺秋季祭礼』でございます。春季のほうは昼間におれだけ行ってきて、なんの成果も得られず帰ってきた(そもそも昼の部は13時からだったし、雨が降っていたからないのかもと思い込んでいたらちゃんと夜の部はコミュニティセンター前で行われてたし)ので、秋季こそはと鼻息荒く乗り込むわけですよ。


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5月の競演会のときに買った段ボール獅子頭を持って意気揚々と歩く次男。この獅子頭、もとは赤色だったのに油性ペンで黒く塗っちゃった上にビニールテープで鬣を増やすなどカスタマイズしたもの。みっともなくても本人が納得しているならそれでいいのだ。情熱は誰にも止められない。

獅子は踊る④~第44回たかまちまつり高岡獅子舞大競演会


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鹿子浦橋の獅子の欄干と。

今回も日にち以外ろくすっぽ情報を持たずに町内をウロウロしていたら、オードブルの出前を運んでいたおばちゃんに 「お獅子探しとるが?お獅子やったら公民館の前から出て来るよ、コミュニティセンターの奥!」と教えてもらえました。コミュニティセンターといえば車を停めたとこやんか。灯台もと暗しか。


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というわけで、公民館の前で待機(笑。


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午後の部は近くの祠前で踊ったあとに公民館近くのお宅の前からスタート。ここはまだスペースがあったので写真も撮りやすかったんですが、あとは古い港町の細い路地で踊るのでまあ写真的に難しいったらありゃしない。でもそれも臨場感のうちかな、と思って獅子方の後ろを着いて行きました。


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しかし、この六渡寺(射水市庄西町)集落、道幅が2mあるかないかの細い路地にひしめき合うように家が建っているので、観るのも大変だし、写真を撮るのも一苦労。


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でも、共演会のような拓けた舞台で舞う様子を観るよりも迫力が全然違います。やっぱり獅子舞観るなら、その土地まで行かないとね。なので、今回は臨場感を意識して写真に残すことを心掛けました。あと、余談ですが今回載せた写真はすべてJPEG撮って出しボディ内現像です。


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分かりにくいですが、キリコと天狗が餅つきをして、その餅を振る舞うという踊り。実際に餅が飛んできます。これまで観てきた獅子舞ではほぼほぼキャッチできてたんですが、何せ狭い路地でやっているので今回はダメでした。

・・・が、手ぶらで歩いていると、強面のおじさんから何かひとこと言われたあとに餅を箱からひとつ分けてもらうことができました。前述のオードブルの宅配のおばちゃんそうだけど、六渡寺の人たちってけっこう優しいのね。


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お気に入りのこの一枚。実は獅子頭を持っている人と、手前のキリコ役の子のうちの一人が親子なんだそう。そういうストーリーがあると、やっぱりこういう集落挙げての祭りって良いよなあと思うんですよね。


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演目の名前は忘れましたが、射水獅子で良く聴かれるこの演目の笛の音が好きで、息ぴったりに合う足さばきも観ていて楽しいんです。


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ところでこの六渡寺の獅子頭は、頭の中に持ち手があるタイプではないやつで、こうして頭をすっぽり中に入れて両手で支える感じのやつでした。これはこれで腕の力が相当いるだろうなあ・・・。


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なので、移動中はこうして頭に乗っけて歩くという(苦笑。これもまたユーモラスで味のある風景かもしれません。


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六渡寺の獅子舞を観に来ていちばんに気に入ったのが、その掛け声の活きの良さ。写真中央のオッサンの声がまたよく通って、これぞ港町の獅子舞!って感じで楽しくなってくるんですよね。それと比較すると、南砺の方の獅子舞はこれとはまた異質な雰囲気で、獅子が奇声を上げてるだけなもんだから、先に射水獅子から入るとシュールに感じることが多いと思います。


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先ほどのオッサンが獅子頭に入りました。元からこうだったんじゃないかというほどにフィットしていますよね。しかし、いちばんの声の主がいなくなった途端、掛け声が急にしょぼくなるのは否めなかったなあ・・・。ここはちゃんと後継者の育成をだな(ブツブツ


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右端の赤いジャージの人が鳴らしている楽器、あれはなんて言うんだろう。もしかしたら初めて見たかも。その独特のリズムが短い演目の中でも良いアクセントになっていて興味を惹かれました。あ、そうそう。この町内を回る獅子、一回30秒くらいのを一軒一軒やるんですよ。だからこう、エンターテイメントというよりは本当にミニマムな行事というのが感じられます。放生津地区のはひとつひとつが長くて見ごたえがあるぶん、物足りなく感じるところもあるかもしれませんね。

というわけで、次男がとくに楽しみにしていた六渡寺の獅子舞はこれでおしまい。本当は夜の部の時間まで居たかったんですが、宿題をやらせないといけないので、昼の部の最後にやる団地の前での獅子舞を観て帰りました。そのときの様子を動画でも撮っていたので、良かったら観てみてください。

獅子のあとについて行ったおかげで、団地前ではいい場所が取れなかったんですが、代わりに地元の人の声が聞けてなかなか面白かったです。これってたぶん県外の人は聞き取れないだろうし、恐いと思っちゃうんだろうなあ(苦笑。









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ようこそ

息子さんをお見かけしました。
まさか赤色を黒獅子に塗りなおすとは、相当な情熱ですね。
町廻りの時に「高校生になったら練習しにおいで!」って声かけようと思ったのですが、不審者と思われてはいけないと、ぐっとこらえました(笑

ツイッター、インスタを経てこちらにたどり着いたわけですが、伝えたいことすべて感じておられましたし、写真もかっこよいですね!

酔っ払いだから仕方ないみたいなコメントもありましたが、身内から言わせていただくと
あれはただの練習不足です(汗)野球とか仕事とかでほぼぶっつけ本番みたいな若い子が多くて、未熟な舞で申し訳ないです。
酔っぱらってるのは外のガヤですね(笑)舞ってる方は寄ってる暇ないくらい頭が重いので…。

記事にも書いていただいておりますが、当町のウリはやっぱり臨場感なんじゃないかなと私も思っています。20年くらい前は共演会やショーに引っ張りダコでそんな練習ばかりしていました。今の会長になってからは、それじゃダメだ。と、祭礼、村祭りとして楽しもうというのにシフトしました。

他町の悪口言うわけではないんですが…みんな自分の町が一番、誇りを持ってやってますので、ツイッターでやりとりされてた方のような言い方はよくないですよね。獅子絵田さんはいろんなショーに出られておりますので意識高いのはわかるのですが(笑)
はい、すみません愚痴っちゃいましたね。

あと最後に、写真にも撮っていただいた声の大きい獅子方の方。あの方はお祭り業界では有名人で色んなお祭りに参加されてる、お祭り助っ人みたいな感じです。情熱、愛情が強すぎて当町にも参加していただいております。
声出しは、若い子にも指導はしておるんですが、なかなか難しいですね。私の若いころなんて蹴られてましたが、そんな指導もできないですし(笑)

いやいや、長くなりましたがお越しいただきありがとうございました。
息子さんが大きくなられたら、ぜひ夜の部も。

Re: ようこそ


返信ありがとうございます!

今年の春の祭礼あたりから獅子舞を追いかけるようになってからのニワカなのに生意気ばかり言ってすみません(汗、
この数ヶ月の間でも射水獅子・氷見獅子・砺波獅子と様々な種類の獅子舞を見てきましたが、やっぱり心に響くのは共演会では味わうことのできない、その町の風景とともにある祭礼としての獅子でした。なので、今の会長さんの意思と同じです。

それを写真の中に切り取ることを意識して今回臨んだのですが、地元の人に見てもらえただけでなく、かっこいいと言われて本当にうれしいです(笑

来年の春の祭礼のときには必ず夜の部を観に行きますので、よろしくお願いします!

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