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ハッピーフライト

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2008年公開。監督は「ウォーターボーイズ」や「スウィングガールズ」の矢口史靖。

よっぽど気に入った映画でないかぎりは、何度も繰り返し視聴することはないですが、
この作品は珍しくヘビロテしてた時期のあった映画。

羽田空港(第ターミナル)を舞台に、ホノルル行きの機材が途中故障トラブルに見舞われ、
悪天候の中再び羽田へ戻ってくるだけの話を機長昇格へのOJTを受ける副機長の活躍を中心に、
空港業務に携わる様々な人たちの姿をテンポ良く描くことで見事なエンターテインメント作品と
なりました。

こういう群像劇って、大好きなんですよね~。

主役の田辺誠一はヘタウマな絵が有名な俳優さんですが、こういったちょっと頼りなくてとっぽい役を
ベタ過ぎずに嫌味なく演じてますね。
もう一人の主役の綾瀬はるかもまた同じように、一生懸命が空回りするドジなCA役がまさにぴったりで、
この配役は絶妙。

そこへ時任三郎や寺島しのぶのベテラン二人を置くバランス感覚が素晴らしい。
この二人を演じる役柄の年代がちょっとでも違うと、全然変わると思うんですよ。
個人的にはこの両俳優と、主役の二人との劇中の「距離感」が非常によく出来てると思いました。

社会でも10コくらい上の人って、仕事上の信頼はもちろんできるんだけど、どこかイラッとする
価値観の違いを強く感じてしまうものだしね。
おもて向きは頼りにしてはいるんだけど、腹の底ではうるせーよてめえ邪魔なんだよ的な。


実はグラウンド・スタッフ役の田畑智子目当てで繰り返し観てました(ぉ
上がらないモチベーションと闘いながら、仕事はきっちりやろうとする姿に共感を得たので。
その後輩役の平岩紙はファブリーズのCMで、松岡修造と夫婦役を演じてますよね。

ディスパッチャー役の肘井美佳が田辺誠一に文句を言われてブーたれるシーンも萌えるんですが、
彼女はなぜかEテレの『おとなの基礎英語』のドラマパートに出演中で、
我が家ではこども番組が終わったままつけっ放しにしてるときにたまに観てますが、
だんだん英語がうまくなっていっているので、この先彼女がどこへ行くのか不安になってますw

地味なところでいくと、管制官役の江口のりこは「野田ともうします」というNHKのワンセグドラマで
個性的な役を飄々と演じていました。今回はちょっとカッコつけ気味に演じてますが、
比べてみるとそのギャップが面白いです。

整備士の二人もよかったなあ。劇中は意見や行動が衝突しあって、ただならぬ雰囲気だった二人が、
ラストで飛び立つ機材を並んで見送るシーンが好きです。
特に先輩役の田中哲司が、さんざんいじめた後輩の森岡龍をちょっと誇らしげに見るところが。


こうやってまとめてみると、どの登場人物も自分の与えられた仕事を不器用でも自分なりにしっかりと
こなそうとしていることに気がつきました。

ときどき気が向いたときに観ると、ちょっと励まされますね。

前述の”ホノルル行きの機材が途中故障トラブルに見舞われて、悪天候の中再び羽田へ
戻ってくるだけ”の話を飽きさせないようにまとめた脚本が素晴らしい。

フランク・シナトラの歌うエンディングも最高の選曲。
まさにハッピーになれる映画。
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