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この世界の片隅に


先日、『君の名は。』 の iTunes映画レンタルがとても便利だったので、今度はこうの史代原作の 『この世界の片隅に』 をレンタル視聴しました。自宅の目の前にTSUTAYAがあるんですけど、借りに行くのも返しに行くのもめんどくさく感じる性分なので、このご時勢万事簡便で申し訳ない的な(違

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さて、原作漫画のほうはアニメ映画化の話題が出た2年半前に読んでいることもあって、ついつい原作とアニメと比較してしまいそうになるところなんですが、いつの間にか原作のことも、そもそもアニメーションであることすら忘れて見入ってました。

それくらいに人物が生き生きと描かれ、かつ原作の雰囲気そのままに動くという当たり前のことがちゃんとできているのが素晴らしい。原作のアイディアや世界観だけ拝借して、方向性が別モノになっちゃってる作品とか多いからね・・・。そういうのと比べたら、本当に誠実にこのアニメ作品を創り上げたんだと感じました。

それに、主人公の「すず」の声は女優の「のん」。もう、まんま”すず”のイメージ通りの声で、視聴後に漫画を読み返しているときにも、頭の中では「のん」の声で再生されちゃうくらい。奇跡的に素晴らしいキャスティングだったと思いました。
その一方で、すずの義理の姉の黒村径子役の尾身美詞の話し方が日本エレキテル連合っぽく聞こえて、ちょっとだけ集中力が削がれるところがあったけど、この二人の関係性は原作よりもアニメ映画版のほうがより時間を割いて描かれていることもあって、径子に感情移入しやすくなったのは物語に深みが出て良かったと思います。


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原作との比較ついでに、この空襲シーン。漫画ではそれまでのほんわかとした空気からガラリと変わって、かなりの迫力で爆撃機の群れが描かれていますが、映画ではすずが描いた絵のように表現されていました。


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そして、次のシーンでのんの声が言う ”ああ、今ここに絵の具があれば” という独白。すぐさますずは自分は何を考えてしまっているんだろうと否定しますが、すごいものを目にしたときに思わず絵に描きたくなる気持ちがよく分かるので、これらのシーンは個人的にちょっと刺さりましたね・・・。

ちなみにこの台詞は原作にはありません。また、呉の軍港で訓練している海軍の船舶の訓練の様子も、原作ではあまり描かれていないところをきちんと表現することで、たとえ軍港の町だとしてもこれまでは少しのんびりしていた、そんな時代もついに終わったことを感じさせてくれたと思います。



ところで、iPad のこのマルチタスク機能って iOS11 からでしたっけ? 映画と漫画を比較するのにとても便利で良かった、なんて。


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