君の名は。


感想文を書くために創作物を鑑賞するのがイヤだったので、気が向くまで観ないでおこうと思っていたんですが、ようやく気が向いたので昨年とても話題になった新海誠監督先品 『君の名は。』 を、ほぼ一年遅れで観ました。

ちなみに、 iTunes ビデオのレンタルというやつを初めて利用してみたぞ、と。

Your_Name 1

実は、人格&性別入れ替わりモノというジャンルというかシチュエーションは創作物の中でも特にキライなほうでして、そもそも現実にあり得ないのはもちろんのこと、自分自身の体でさえ操縦するのに常に注意を払っている身としては、そう簡単にいくわけねーだろと思わずにはいられなくて。あと、話題作には乗っかりたくないというへそ曲がりな性分もあって、今に至ります。


Your_Name 2

さて、率直に感じたことを言葉にするとすれば、この作品がヒットしたのが良く分かるというか、ここ数年来のアニメ作品の中では突出した出来なのではと思いました。新海作品といえば嘘みたいに綺麗な背景描写とめんどくさい語り口がちょっと苦手で、個人的には遠巻きに眺めていようと思っていたところなんですが、アニメ作品全部に言える長所―どんなにクサい台詞でも許される、モノローグが嫌味にならない―が生きていて、最後まで休みなく観ることができました。

”聖地巡礼” なんて言葉が流行るほどに現実世界の風景をトレースした背景が多用されているのはどうかとは思ったけれど、これって逆に本当に実写作品として作ろうとすると、見飽きた俳優の顔ばかり揃えられてつまんなくなりそうで、皮肉だけど登場人物のデザインを自由にできるアニメーションの勝利ではなかろうかと。

現実の風景のトレースはまあこれはこれで、うんうん、赤羽橋分かるよー。あの辺だよね、みたいに自分の土地勘とシンクロするのも楽しかったし、この作品を観る前にちょっと飛騨古川駅まで行ってみっぺ?と目論だことがあって、ただ汽車(ディーゼルカー)
の本数が絶望的に少ない高山本線の宿命に阻まれて諦めたことがありました。

それなのに、三葉はどうやって高山本線を使って東京まで行ったんだろうか。きっと名古屋まで出て東海道新幹線に乗ったんだろうけど、「ちょっと東京に行ってくる」なんて飛騨の山奥に住む女子高生が言えるもんじゃなかろうに。まさかの富山からの北陸新幹線をキメちゃってくれたりとか?―このあたりについては、さらにリサーチが必要だな(


Your_Name 3

さておき、フィクションをフィクションとして楽しめるようにリアルさを追及した、愛すべき作品世界でした。突っ込もうと思えばどれだけでも突っ込みどころはあるだろうけど、そういうことで消耗はしたくないよねと思いつつ、BD買おうかなあ、オマケのしおりがおっぱい揉んでるシーンだったら嫌だなあと思って悩み始めています・・・。

ところで、三葉の通う糸守高校の体操服に書かれた”糸高”の文字、部首と旁をくっつけたら”縞”(しま)に見えますよね?縞といえば、作品中に三葉たちが作る組紐(瀧に手渡したやつじゃないほう)の模様がまさに縞模様だったわけですが、もしかしてそういう意図があったりしないかな、なんて思いました。糸だけに―。


スポンサーサイト

コメントの投稿

非公開コメント

最新記事
最新コメント
月別アーカイブ
カテゴリ
みんぽす
モノフェローズに参加しています
サイト内検索
リンク
Powered By FC2ブログ

今すぐブログを作ろう!

Powered By FC2ブログ

QRコード
QR