What's The Frequency Kenneth? / R.E.M.


もしもあなたが洋楽ファンで、J-POPなんてほとんど聴かない生活を送っていたとして、
あまり気の乗らない職場の付き合いでカラオケに行ったとしよう。
聴いたとこはあるけれど、歌詞が頭に入ってないから口ずさむこともできない、
ずっと若い頃に聴いた曲ならなんとか歌えるけれど、何十年も前の曲を嬉々として歌うほどの
テンションはなく、誰かが歌っている間じゅうずっと端末を眺めて、知っているアーティスト
の名前を探している・・・。

というシチュエーションで、おれがかなりの確率(だってほとんどカラオケ行かないから)で目に
入るのがR.E.M. の名曲、”What's The Frequency Kenneth?” だったりします。

さて、そんなイマイチな状況でしか目に触れない曲だけに、ほとんど聴いたこともないのに
好きじゃない場面でしか目にしないだけに、大きらいな曲でした(苦笑
あ、R.E.M. は大好きですよ。”What's~” が収録されたアルバム 『MONSTER』(1994)の2年後に
リリースされた10枚目、『New Adventures In Hi-Fi』 はリアルタイムで聴き込んだことがあるだけ
に特に好きなんだけどね。

ただ、翌年にドラムのビル・ベリーが抜けたことでこのバンドへの興味を失くして以来、10年以上
聴かないで過ごしてきちゃった。
『New~』に収録されている最初の曲、”How the West Was Won and Where It Got Us”
のイントロの乾いたスネアがすごく好きだったのに、それを叩いていたドラマーがいないなんて・・・。

それが、たまたま iTunes の曲リストを眺めていたら、いつ買ったのかさえ覚えていないベスト・アルバム
がライブラリに入ってたじゃないですか。
これも何かの縁ということで、ようやくちゃんとこの ”What's The Frequency Kenneth?” を聴いたわけです。

この曲で歌われているのは、CBSの司会者が路上で暴行された事件がモチーフとなっています。
犯人は被害者に、「周波数は何だ?、ケネス」と叫び襲ってきたそうですが、逮捕後の主張が空恐ろしい
というかなんというか、”(テレビやラジオを含め)メディアが自分の頭に電波信号を照射している、
自分の任務は連中の周波数を測定することだ” と言ったそうで、
だからこそ”周波数は何だ?”となるわけですが、何が恐ろしいって今もこの世の中は見たくもない
聞きたくもないニュースが毎日毎時毎分毎秒飛び交ってるわけじゃないですか。

ましてネットニュースのアプリがあれば(活字だけれど)新聞よりも早くスマートフォンで目にすること
ができてしまう。自分がそのニュースを知ったところで何もできないしすることもないのに。
そんなことに時間を奪われている生活って怖いよなあ、もっと見たり聞いたりすべきことってあるのに。

知りたい情報しか得ようとしないのも怖いことなんだけれど、意味のないことに時間は割きたくない。
認めたくはないけれど、ダン・ラザーを襲ったウイリアム・タガーの気持ちが分からなくはない、
そう思ってしまった。テレビやラジオに縛られたくはないと彼が思っていたとすれば、だけど。


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