TVピープル/村上春樹


自分がまだ若かった頃に読んだことがあって、ふと思い出して読みたくなったけれど廃版に
なっていたため、いつか上京したときに古本屋で探そうかと思っていました。
それでなくても東京の古本屋って面白そうだしね。

そんな村上春樹の短編集、『TVピープル』 が電子書籍化されました。
このほかにも、何作品かまとめてどっちゃりとリリースされましたが、とりあえずは文藝春秋
からリリースされている 『パン屋再襲撃』 と 『レキシントンの幽霊』 も一緒に購入。

ありがとう、センテンススプリング!(


TV_People

さて、単行本でのリリースは1990年とのことですが、おれが読んだのは文庫本だったので、
もうちょっと後になって読んだのかもしれません。
この作品と前後して、『ノルウェイの森』 も読んだっけなあ、あと村上つながりで 『コインロッカー・
ベイビーズ』 も・・・。あっちの村上は今何してるんだっけ?

いずれにせよ、いちばん感性のアンテナがビンビンに立ってたころに吸収したものであり、
こういうのを読んでたから、今でもいろいろとこじらせてるのかもと思ったり。

ひいき目なのか、今読んでもふつうに文章が脳内でビジュアライズされて、まるで体が必要と
してたのではと思うくらいに全エピソードを読み切るまで時間がかからなかった。
その勢いで 『レキシントンの幽霊』 も初めて読んだけど、彼独特の寓話のような世界観が存分に
発揮されていて面白かったね!

オチというオチがないといえばない、あるといえばあるのが真骨頂の作家だと思うので、
読後のなんとも言えない浮遊感が心地良い短編集でございました。
それに比べて 『女のいない男たち』 は、同じような路線のようでも説明過多でつまんなかったん
だよね。人は老年に差し掛かるとしつこくなるのかな、とちょっとだけ思いました。

いつまでもノーベル文学賞を獲れないというネタで毎年注目されているということを
いったんは忘れて手に取ってみてはいかがでしょうか。



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