修理中の土居原ボンネット広場のクハ489-501を見てきた
取引先の内覧会に野々市まで来たついでに、小松まで足を伸ばして土居原のボンネット広場まで
来てしまいました。
昨年の3月に来て以来ということで、そんなに時間が経ってなかったのね。
あのとき以来、ボランティアの有志の努力で静態保存されていることを意気に思い、Facebook で
フォローしながら、いつかまた訪れることがあれば、見学がてら寄付金に協力したいと思ってました。
なぜそこまで気にかけるかというと、この車両の相方であるクハ489-1が、京都鉄道博物館にて
屋根付きの綺麗な施設内で保存されているのに対し、こちらは野ざらしなわけですよ。
特に北陸は湿度が高いし雪も多い、そんな環境下でどれだけのコンディションで維持をできるのか、
とても興味深かったからです。
また、根底にあるのは、屋根付きでも埃まみれで放置状態で置かれている蒸気機関車内で、
6年前にホームレスが亡くなってたという、富山城址公園内の 9628 だったりします。
ただ置いてあるだけじゃ駄目なんですよね・・・。

そんなクハ489-501、通称”ボンちゃん”もこれまでは有志の方の手作業でメンテナンスが続けられ
ていましたが、今回は思い切って専門の業者による補修を行うと聞き、その様子を見ておきたかった
のと、こうしてブログに写真を載せることにより、興味を持った方がここへ訪れてもらえればと思って。

この日の石川県内の天候は、くもりのち雨と聞いていたのでちょっとドキドキしていましたが、
訪れた時間帯には青空も見え、汗ばむほどでした。
おかげで良い光の下で写真が撮れてよかった・・・!

来てはみたけれど、誰もいなかったので作業状況がイマイチつかめず、現況の記録写真を撮るに
止まりますが、SIGMA の sd Quattro と、24mm F1.4 Art の高画質でバッチリ残せることができたぜ!
それにしてもパッと見、ショッキングな写真家もしれませんね(苦笑

塗装の下に錆が進行しているとは聞いていたけれど、想像以上でした。

これ、本当に治せるのか・・・?

フォビオンセンサーで錆を撮るのは大好きだけど、今回だけはフクザツな気持ちになりますね。
なので、アンダー気味に写真を仕上げることは避けました(ぉ

”クハ”の文字の前にある赤いドットは、碓氷峠を通過できる対策を施したという証だそうです。
奥が深いよ、まるで沼だ・・・。

わりと雑に放置されている剥離された塗装(苦笑

”JNR”のロゴも撤去された左側面。

この、いかにも手塗りって感じの跡も、何もかも保存会有志の愛情が感じられて、作業完了の暁
にはまた訪れたいと思います。
方向幕が ”回送” ってのが最高。
この日は中に入ることができませんでしたが、ふだんは内部見学もできるようです。
300円で運転台に入ることができます。
駐車場はなく、近くの有料駐車場を利用することになりますが、30分無料なので頑張ればコスパ
の高いアトラクションとなると思います(ぉ
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