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ジュラシック・ワールド


PlayStation Video でレンタル視聴したあと、結局 BD を買ってしまいました。
今回はパッケージのレビューはしませんが、DVDの付いたスチール・ブック仕様のを選択。

監督は 『スター・ウォーズ』 最新作を手がけることが決まっているコリン・トレヴォロウ。
本作を観るかぎり、それに相応する技量の持ち主だとは思うので、これもまた楽しみです。
あのジャンルって、ストーリー・テリング能力よりも、いかに規模の大きなプロジェクトを回す
能力があるかのほうが重要じゃないかとさえ思うときがあります。

jurassicworld

さておき、『ジュラシック・ワールド』 。まあ、怪獣映画ですよね。
いくつもの恐竜のDNAをかけ合わせて生み出した(野菜じゃないんだから無茶な設定だなあ)
というインドミナス・レックスの造形が、なんとなくローランド・エメリッヒ版の 『GODZILLA』
(のちに、”ZILLA” と呼ばれるようになった怪獣ファンのトラウマ)を彷彿とさせるのため、
余計にそう感じるのかも。

シリーズも4作目となれば、すべてが過剰になるのはハリウッド映画の常なのか、
たぶんこれまででいちばんエグイかもしれません。
ただ、人間側の危機感が絶対的にうっすーいのは相変わらず(苦笑
ワンパターン過ぎていい加減飽き飽きなんですけど、これってもしかして恐竜が現代に甦って
進化しているのに、人間は相変わらず何の学習もしてないっていう皮肉なんですかね。

と思ったら、脚本家に 『猿の惑星:創世記』 のリック・ジャッファとアマンダ・シルヴァーの名が。
彼らの起用は製作者の意図だろうから、この作品の方向性はあらかじめ決められていたと
想像できます。

余談ですが、個人的に観たはずなのに内容の記憶がまったくない 『ジュラシック・パークⅢ』の
脚本は 『サイドウェイ』 のアレクサンダー・ペインとジム・テイラーのコンビで、共通点がまったく
想像できないので、
機会があれば確認のために 『ジュラシック・パークⅢ』 も観てみたいと思います。


話を戻します。


クリス・プラット演じる主人公のオーウェンは元海兵隊員ということですが、彼が前職で
どんな仕事をしてきてどんなスキルを得てきたのかイマイチ分からないため、
たんにタフガイを連れて来たような、安易な設定にしか思えません。

そのため、初めて遭遇する出来事にも冷静で的確な判断ができるというのも不自然で、
いわゆるご都合主義の一本道の上を走らせるだけの便利な役にしか見えないので、
1作めのグラント博士のように、子供嫌いで始めこそレックスとティム姉弟に対して距離
を置こうとしていたのに、エンディングではすっかり父親のように懐かれているシーン
(設定ではレックスとティムの両親は離婚していて、監督のスピルバーグも母子家庭で
育った)をとても自然に演じた人間としての奥深さがない。

マッチョでハンサムで冒険家風だったら誰でもできそうな役回りですもんね。

ヒロインのクレア演じるブライス・ダラス・ハワードも微妙だったなあ。
どこかで見たことあるかと思ったら、アメージングじゃないほうの 『スパイダーマン3』 の
グウェン役でしたね。
当時より少し熟成したので、魅力的な女優さんだとは思いますが、目が無表情なので
まるでただのスタイルの良いお人形のようにしか見えませんでした。
恐竜のどう猛さにあまり驚かない淡白な演技はどうかと。
いや、べつにステレオタイプのヒロインよろしく、悲鳴を上げろと言っているのではなく。

彼女はラストに奥の手を使ってインドミナスと対峙するわけですが、それはただ彼女が
仕事上の役職権限を持っていただけで、生まれ持った人間的な力を発揮したわけではない
ので、終始キャラクターに魅力を感じられずじまいでしたね。

外見が変わりすぎて一瞬分からなかったヴィンセント・ドノフリオって、いわゆるネドリー枠
で、欲をかいて最後は恐竜に殺されるところがベタベタで、もう苦笑いするしか
なかったです。

とまあ、ヴィジュアル面では非常に素晴らしい恐竜たちの造形が見られるんですが、
かたや人間たちの様子はというと、個人的に1作めに思い入れが強いせいか、つい辛口な
評価になっちゃうんですよね。

ただ、それでも BD を買ったのは、この映画って派手に恐竜が暴れ回るので、ウチの次男が
大いに気に入りまして(苦笑
手で人をつかんで頭から食っちゃうシーンとか、観せてしまってよかったのでしょうか。←

PlayStation Video のレンタル期限が切れたあとも、また観たいと何度も言うので買った次第。


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