FC2ブログ

Macromanic 14


人間の出す音や臭いから逃げたくて、ちょっとした山を登りました。と言ってもトレッキングシューズも要らないような丘なんですけども。

SDIM5468
[ SIGMA sd Quattro / 70mm F2.8 DG MACRO | Art ]

こんな辺鄙な場所でも展望台なんてあるもんだから、どこまでも姦しい声が聞こえてくる。夕方からの用事がなければどこまでも遠くに行きたかったのに。


SDIM5442
[ SIGMA sd Quattro / 70mm F2.8 DG MACRO | Art ]

ジョロウグモは画的に派手なのでよく撮る被写体ではあるのですが、そろそろ手づかみしてもいいかなと思ってきました。基本的に毒さえなければ大丈夫なわけだから、忌み嫌う理由など本当は存在しないのではとさえ思うようになってきたようなな、いような。ちなみにこれは番(つがい)ですかね。


SDIM5443
[ SIGMA sd Quattro / 70mm F2.8 DG MACRO | Art ]

今日は風がないから、ぞんぶんに SIGMA 70mm F2.8 DG MACRO 通称”カミソリマクロ” のうっすーいピントを体感したくなってきたぜ。やっぱカメラってもんは使いたいレンズがあればこそだ。みんなとおそろいだなんてかっこ悪くて付き合ってらんねえや。


SDIM5448
[ SIGMA sd Quattro / 70mm F2.8 DG MACRO | Art ]

丘の頂上まで来てみたら、そこはトンボの楽園でした。ドングリもたくさん落ちていて、こりゃあ次男を連れて来ていたら半日でも付き合わされるところだったなあ。


SDIM5458
[ SIGMA sd Quattro / 70mm F2.8 DG MACRO | Art ]

そんなわけで、トンボ相手にヒリヒリするほどのピントの薄さと、逃げられやしないかという緊張感で遊んでみました。たった一人で。こんなところで熊にでも襲われて死んじゃっても、きっと誰も気が付かないだろうな。とは言え富山駅から車で15分のアクセスの良さは魅力的ではないかと。


SDIM5460
[ SIGMA sd Quattro / 70mm F2.8 DG MACRO | Art ]

時代はフルサイズではなく、マイクロフォーサーズかつ深度合成じゃないかと思えてきたのは内緒です。





スポンサーサイト



獅子は踊る⑭~獅子は踊らない


11月6日はド平日ですが、小教研で子供が休みになるので、ワンチャンどっかで獅子舞やらねえかなと思って調べてみたら、同じ日に南砺市は井口(旧井口村)でやるかもしれないのが分かりました。

IMG_1398

井口(いのくち)といえば、今年の夏休みの最後の思い出にと観に行った 『南砺獅子舞 令和元年 夏の陣』 でのワークショップで触らせてもらった獅子や道具が井口村から借りてきたもの(担当の方にも井口出身の方がおられたような)だった(はず)ので、これはぜひ次はイベントではなく実際にその集落で舞われている様子を撮りたいと思っていました。

参考資料:富山県映像センター No.2-107 井口の獅子舞 - とやまの獅子舞

しかし、獅子舞に興味を持った当初からその情報の少なさとリアルタイム感のなさに気付いていたので、本当に11月6日で正しいのか時間や場所は?ということについて、南砺市役所に電話で問い合わせてみることにしました。

問い合わせた先は南砺市役所商工課(0763-23-2018)。そこで合っているのかイマイチ不安でしたが、関連施設に 「井波彫刻総合会館」 があったので、そんなに大ハズレではないだろう、ダメなら交流観光まちづくり課(0763-23-2019)に掛け直せばいいやと思って電話をしてみると、担当の部署ではない感じでしたが快く調べていただくことができました。ちょうど担当の方が席を外していたときだったので、戻って来られるのを待つ少しの間、8月の獅子舞のイベントを子供といっしょにとても楽しんだことと、ワークショップで係の方にお世話になったお礼を伝えました(担当部署じゃなかったけど)。

ちなみに、劇場版 『GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊』 を制作したProduction I.G出身で、『クロムクロ』 のプロデューサーを務めた堀川憲司が設立したアニメ制作会社 「ピーエーワークス」 の本社はこの南砺市役所城端(じょうはな)庁舎から田んぼを挟んだすぐ近くです。なんでそこにおんねん(

さて、残念ながら今年の旧井口村では、子供がいないため獅子舞はやらないことが分かりました。まあ、そうだよね。わりと人口の多い地域でさえ人集めに苦労しているのは知っていたし、そんなに簡単なことではないのは理解していました。そもそもが自分の住む富山市内でも獅子舞を見ることがなくなったので、こうして遠征をしようかと思っていたくらいだから。

子供にはまだ言ってはいませんが、旧井口村からは瑞泉寺や八日町通りも近いので、8月に行ったときにあまりゆっくり観ることができなかった木彫りの工房での作業の様子を今度は子供が納得のいくまで観るために、南砺市方面には行くつもり。井口にも足を運んで、空気だけ吸って来ようかと思っています。



(だれだ低評価付けたやつは!)



シェイプ・オブ・ウォーター


― 『 半魚人が家にいると、ちょっと嫌なことがあっても「まあ家に帰れば半魚人がいるしな」ってなるし仕事でむかつく人に会っても「そんな口きいていいのか?私は自宅で半魚人とよろしくやってる身だぞ」ってなれる。戦闘力を求められる冷戦下のアメリカにおいて半魚人と同棲することは有効 』―

自ら発案した作品世界を映像化した作家で、誰もが認めるだろう賞を受賞できた人物をおれは知らない。生活を犠牲にしてまで制作費を捻出し、ようやく世に出た作品が認められ成功者の階段を上る詰めた人物ならば、ハリウッドを見渡せば何人でも想像がつくだろう。しかし、その成功はほとんどの場合一度きりで、作家として名を残すことはできても常に作品を世に出し続けることができていない方が多い。―ギレルモ・デル・トロただ一人を除いては。この初見殺しの作品で、彼は第90回アカデミー賞13部門ノミネート、受賞4部門という偉業を成し遂げた。

幼いころに観たという 『大アマゾンの半魚人』 というモンスター映画に登場する ”ギルマンとジュリー・アダムスが結ばれていたら” という 「もしも」 と、主演女優のサリー・ホーキンスが構想を練っていた ”かつて人魚だったことを忘れてしまった女性の物語” (これでイライザが発話できないことに納得がいくのだが)とが見事に溶け合って形作ったこの 『シェイプ・オブ・ウォーター』 、何も知らずに観たならば半魚人と中年女性の恋愛というプロットなど気持ち悪いだけだが、この制作にいたるまでのエピソードのひとつである小さな奇蹟を知れば、映画好きなら俄然興味が湧くだろう。なにしろ、この作品の監督はあのギレルモ・デル・トロなのだから。

ダグ・ジョーンズは相変わらずスーツを着ている。 『ヘルボーイ』(2004年)・『ヘルボーイ/ゴールデン・アーミー』(2008年)で彼が演じたエイブ・サピエンと同様に今回も半魚人だ。おまけに好物まで同じ(卵)ときてる。”ギレルモ・デル・トロの新作映画には半魚人が登場する” と知って真っ先にダグ・ジョーンズの名前と彼が演じたエイブ・サピエンを思い浮かべたおれは、どれだけ話題になろうともすぐには 『シェイプ・オブ・ウォーター』 を観る気分にはなれなかったのだ。

半魚人と人間の女性が恋に落ちるだなんて、突飛な話をどうしたら受け容れられるのだろう ―1956年リリースのベニー・グッドマンのアルバム 「The Great Benny Goodman」 と グレン・ミラー楽団(ミラー自身は1944年に行方不明となっている)が演奏した 『グレン・ラー物語』 のコンピレーション・アルバムを聴き比べながら心を通わせ、「彼はありのままの私を見てくれる!」 だなんて台詞(手話だけど)をどうしてロマンチックと呼べるのだろう。

映画はときに上手に嘘をつくことがある。『ゼロ・グラビティ』 ではあんなに短時間で与圧された国際宇宙ステーションの中には入れないし、オムツだって穿いてなきゃいけない。でも、リアリティをそこに求めてはいけないのは分かるだろう。カプセルから脱出し、ようやく地上に帰還して ”重力” に足を取られて苦笑いするサンドラ・ブロックの表情よりも、水分を含んでパンパンに膨らんだオムツが視界に入ったらすべてが台無しになるからね。真面目に減圧するまで待っていたら2時間では終わらない。だから、映画には嘘が必要なときがある。

たしかにサリー・ホーキンスの演技は素晴らしい。声が出せないという役柄を豊かな表情で見事にイライザが胸に秘めてきた感情を表現しきったと思う。孤独から解き放たれてどんどん綺麗に輝いていく瞳には正直グッときた。愛情というものには決まった形はなく、液体のように様々な姿を形作る。でも、それを映画を通して伝えるために本当に半魚人が必要だったのか。

劇中ではうやむやに語られたイライザの出自(橋の下に捨てられていたらしい。昭和か)と首の両側にある傷の由来を、”人魚だったのかもしれない”という嘘でもあれば、「これはファンタジックなラブストーリーなのだ」 という取っ掛かりが生まれ、そこから作品に散りばめられたいくつもの暗喩を読み解くことができたかもしれない。

きっと、乱暴に扱われる半魚人からは移民問題を、ジャイルズがゲイと分かるや否や嫌悪するパイ屋からは差別主義者を、ストリックランドのまるで精密機械のようなピストン運動のシーンからは男根崇拝を、それらの要素を敏感に読み取ることができる者だけがこの作品世界を初見から受け入れることができるのだ。


おれは映画を観るのが下手くそになった。




(おっぱいと陰毛については割愛します)


富山市ファミリーパークに行ってきた


学習発表会から帰ったあとにファミリーパークに行ってきました。前に来たのは夏だったっけ、あのときはアスレチックメインだったから西回りに歩いたんだよね。でも今回は正攻法で東回りにすると決めていたんだ、なんとなく。

SDIM5356

東口=いわゆる正面入り口から入るには、駐車場のすぐ前にある西口(無料エリア)から入らずに、わざわざ遠回りして歩くことになる。何年か前にこんなシステムになったのを、”ばっかじゃねーのめんどくせえ、二度と来るかこんなとこ” ぐらいに思ってたこともありましたが、今では散策路でハラビロカマキリを見つけてはきゃあきゃあ言ったり、ジョロウグモの巣を見つけてはきゃあきゃあ言ったり、子供と自然を楽しみながら歩くようになりました。もう、このまま入り口で折り返して帰ってもいいくらいの時間をここで使った(


SDIM5357

次男はこの顔ハメ記念撮影が好きで、とくにアメリカバイソンを必ずチョイスするのがルーティンとなっています。チョリース


SDIM5358

フラミンゴ。面白い鳥ではあるが、写真に残して何か印象が強いものが残せるか、おれはまだその域まで達していない。やっぱ狭い囲いの中だからカッコイイ切り取り方ができないのかな。


SDIM5359

キリンさんの長いベロ。前に来たときはちょうど餌をあげられるタイミングだったけど、あのときは怖かったなあ~。


SDIM5362

散策路で見つけたハラビロカマキリとはここでお別れ。


SDIM5372

ヤギブースで見つけたのもハラビロカマキリ。あのときのカマキリなの―ではなく、別の個体です。ハラビロカマキリといえば、わりと最近にハリガネムシに寄生されてたのを見たこちがあって、その衝撃からハラビロカマキリを見たらハリガネムシを思い出してしまいます。あれは正直かなりエグイべ・・・。


SDIM5370

忘れていたけど、ヤギです。喉が渇いたら自分の乳を飲むというなかなかガッツのある個体がいます。


SDIM5375

同じくヤギブースにいるミーアキャット。瞳MFで撮りました。これまであまりうまく撮れなかったけど、今回はうまくいった気がする。


SDIM5380

セスジイトトンボの交尾。


SDIM5382

ナグアマはアナグマのアナグラム


SDIM5385

何かに驚いた声の先で見つけた蜂の巣。子供の目線とアンテナの鋭さは面白い。だからここ数年は一人ではなく子供と来るようにしている。せかせか歩くことができないことで得るものが多いから。


SDIM5387

道すがら拾ったドングリをツキノワグマにあげようと思っていたけど、やや隠れ気味で無理だった。いつもは同じところをぐるぐる歩いているのにね。


SDIM5391

遊具のある広場ではトンボ捕りをしながら遊びました。年に何回もここを訪れるけど、今の時季がいちばん楽しいかもしれない。陽射しも優しくって飼育されていない生き物もたくさんいて。


SDIM5392

そういえばレッサーパンダに双子が生まれたんだっけ。名付け親の募集をしていたけど、次男が 「天国と地獄」 と名付けようとしたのを全力で止めた。


SDIM5395

次男の好きなアメリカバイソン。ワンダと巨象に出てきたよね、こんなの。飼育されている場所もけして恵まれた位置にあるわけではないけれど、なぜかいつも会いに来てしまう。


SDIM5363

一周まわって最後はシベリアトラ。今まで一頭しかいなかったような気がするけれど、気がついたら二頭になっていた。何されたのか分からねーが、おれも何言ってるかよくわからねー。


SDIM5400

そんなトラのお食事タイムを見学することができました。生の馬肉と鳥肉(ニワトリの頭)をバリバリ砕きながら食うのはなかなかショッキングなビジュアルなんだけれども、自然の世界ではもっと残酷なのだ。それでも次男は興味津々になって係の人に質問攻撃をしていた。もっと前にまだこのファミリーパークにライオンがいたとき、やせ細って情けないなあと憐れみながら同じように食事を見学することができたんだけど、一瞬目が合った瞬間、柵越しに飛びかからんばかりに吠えられてめちゃくちゃビビったことを思い出した。


EX_MACHINA


台風が過ぎたあともずっと雨続きで、遠出をする気分にもなれないので久しぶりにBDで映画を観ることにしました。2016年のアカデミー視覚効果賞受賞作品だとか、ダニー・ボイルの盟友で 『28日後・・・』 の脚本家の監督デビュー作だということも知らず、出演者に 『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』 でポー役を演じたオスカー・アイザックがいるということと、ソノヤ・ミズノの陰毛が見える見えないくらいの前情報で挑みました。

気になる映画というものに関してはついつい事前に検索してしまって、実際に観ようというころにはすっかり冷めてるというのがここ数年のパターンで、世間が忘れるころにならないと純粋な気持ちで鑑賞できないんですよね。んで、この作品を観るまでに3年かかったと。そしてどんなに情報を遮断してもその隙間をぬって頭に飛び込んで来たのが陰毛が見える見えないだったことに震えながら、小学校一年生の次男とふたりで鑑賞しました(

さておき、ラストのエヴァの笑顔、最高じゃないですか。思わずゾッとしちゃいましたもん。そのあとどうやってケイレブを迎えに来たヘリのパイロットを言いくるめて脱出したかとか、エネルギー源はそもそもなんなのさってことなんかをツッコむのは野暮だとして、洗練された映像に浸りながらの100分間、唸りっぱなしでしたね。やるなあ、なんて。

もともとミニマムな構成の物語が好きなほうなので、この映画のように限定された場所と少ない登場人物との間で繰り広げられる会話劇は大好物。チューリングテストを受けているのはエヴァなのに、いつしかケイレブの方がおかしくなっていくのも面白い。そして突如始まるキョウコとネイサンとのイケイケ(死語)なダンス・シーンに思わず 「おれは一体なにを観させられてるんだ」 という気持ちになりました。このへんの緩急の巧みさも作品を印象付けるアクセントになっていると思います。だって、ほとんどのシーンが半透明の筐体に身を纏った AI との会話ばっかりですからね。

そうそう、その AI であるエヴァが(ケイレブの意識を揺さぶるために)人間の服を着た姿で現れたあと、それを脱ぐ様子を監視カメラで眺めながら喉をゴクリとやるケイレブのシーン、あれで完全にケイレブが陥落したなと分かりました。そういう細かな積み重ねがラストの絶望感に活きてくるんだなあ。

ケイレブ役には 『ピーター・ラビット』 のドーナル・グリーソン。良い人なのか悪い人なのか、賢いのか馬鹿なのか掴みどころのない演技が本当にうまくて、作品にリアリティを与えています。オスカー・アイザックは演技プランが濃すぎて眩しいですねえ。それが逆にありきたりなIT起業家のような感じだったらつまんなかったと思いますが、よくぞ出オチみたいな恰好で出てきてくれたと思います。

最後に、気になる陰毛にはボカシはなかったことよりも、アジア系女性をあくまでもステレオタイプとしての役回りしか与えていないように感じることが散見されたのが真面目に気になりました。クローゼットに押し込められた失敗作の AI のひとつがいかにもガイジンが好きそうな、まるでアメコミにでも出てくるかのようなアジア系女性の風貌だったもんな。そういうのをうるさく言いはじめると、窮屈になっちゃうのかな。


鳩を葬る


朝、子供を登校班の集合場所まで見送る時間になっても起きられないでいたころ、家内が誰かと電話で話している声で目が覚めた。鳥の死骸が―という言葉を聞いて、ああ、この前と同じように雀でも死んでいたんだろう。あのときもおれが片付けに行ったんだ。4階建ての集合住宅の階段の窓ガラスにときおり鳥がぶつかって落ちていることがある。手で触れたくないから新聞紙を厚く重ねた上に乗せて、ゴミステーションの脇の木の下に埋めた。

しかし、今回はどうやら違うらしい。鳩だ。それも、地べたではなくエントランスの庇の縁で死んでいて、下から見上げると尾と脚だけが見えて生々しい。上階の住人が管理会社に処理を頼んでみると息巻いているらしく、きっとやる気のない会社だからどうせこちらで処理をという話になるだろうけれど、適当な時間になったらまたあのときのように片付ければいいさ。そう考えながらコーヒーをすすった。

火曜日は可燃ごみの収集に来る日で、それを知ってか知らずかカラスが自然と集まってくる。ほらもう鳴き声が聞こえてきた、やつらが鳩の死骸に気付くまでどのくらいかかるだろう。仕事にでかけた家内からは何の連絡もない。乱雑に啄まれ、羽も散り散りになったのを片付けるくらいなら、と既読にならないLINEを無視して行動に移ることにした。いわゆる未読スルーである。

2階の窓から脚立を使って庇の上に乗り、この日捨てるつもりだった24本入りの缶ビールの段ボールケースに鳩を園芸用のシャベルで押し込んだ。あっけないほど軽かった。もう少しずっしりしているだろうと思って準備万端で臨んだのに、これなら新聞紙でも良かったんじゃないかと考えながら、ビールの箱に入った鳩を団地の裏の神社まで運んだ。

庇にうっすら残った赤い血はそのままにしておいた。きっと午後からの雨が洗い流してくれるだろう。

首の折れた鳩の死骸を、神社の境内の奥にある松の木の下に埋めることにした。かがんでシャベルを地面に突き立ててみると、落ちた松の葉の集まりがまるで茶色い蛆のようにみえて寒気がした。土は堅く、小さな園芸用のシャベルでは深く掘れなかったので周囲の土と落ち葉をかぶせて盛り土のようにした。雑な埋葬だが、かえって野良猫にでも見つかって食われたほうが手っ取り早いだろう。とにかく人の目にさえ触れなければいいのだ。

立ち上がって半歩下がったときにつまずきそうになった石を不格好な盛り土の上に乗せ、短い間手を合わせた。仕事が終わったと家内に報告すると、今度はもう少し大きめのシャベルを買っておくと言ってきた。おれに次はいったい何を片付けさせる気なんだろうと思った。



獅子は踊る⑬~六渡寺秋季祭礼の昼の部


富山県内の獅子舞をめぐる冒険は今回で最後を迎えることになりました。といっても、来年もきっとやるよ!―飽きていなかったらね・・・。

LKYG0819

我が家的に2019年最後のイベントはこれ、『六渡寺秋季祭礼』でございます。春季のほうは昼間におれだけ行ってきて、なんの成果も得られず帰ってきた(そもそも昼の部は13時からだったし、雨が降っていたからないのかもと思い込んでいたらちゃんと夜の部はコミュニティセンター前で行われてたし)ので、秋季こそはと鼻息荒く乗り込むわけですよ。


SDIM5292

5月の競演会のときに買った段ボール獅子頭を持って意気揚々と歩く次男。この獅子頭、もとは赤色だったのに油性ペンで黒く塗っちゃった上にビニールテープで鬣を増やすなどカスタマイズしたもの。みっともなくても本人が納得しているならそれでいいのだ。情熱は誰にも止められない。

獅子は踊る④~第44回たかまちまつり高岡獅子舞大競演会


SDIM5291

鹿子浦橋の獅子の欄干と。

今回も日にち以外ろくすっぽ情報を持たずに町内をウロウロしていたら、オードブルの出前を運んでいたおばちゃんに 「お獅子探しとるが?お獅子やったら公民館の前から出て来るよ、コミュニティセンターの奥!」と教えてもらえました。コミュニティセンターといえば車を停めたとこやんか。灯台もと暗しか。


SDIM5293

というわけで、公民館の前で待機(笑。


SDIM5294

午後の部は近くの祠前で踊ったあとに公民館近くのお宅の前からスタート。ここはまだスペースがあったので写真も撮りやすかったんですが、あとは古い港町の細い路地で踊るのでまあ写真的に難しいったらありゃしない。でもそれも臨場感のうちかな、と思って獅子方の後ろを着いて行きました。


SDIM5297

しかし、この六渡寺(射水市庄西町)集落、道幅が2mあるかないかの細い路地にひしめき合うように家が建っているので、観るのも大変だし、写真を撮るのも一苦労。


SDIM5298

でも、共演会のような拓けた舞台で舞う様子を観るよりも迫力が全然違います。やっぱり獅子舞観るなら、その土地まで行かないとね。なので、今回は臨場感を意識して写真に残すことを心掛けました。あと、余談ですが今回載せた写真はすべてJPEG撮って出しボディ内現像です。


SDIM5300

分かりにくいですが、キリコと天狗が餅つきをして、その餅を振る舞うという踊り。実際に餅が飛んできます。これまで観てきた獅子舞ではほぼほぼキャッチできてたんですが、何せ狭い路地でやっているので今回はダメでした。

・・・が、手ぶらで歩いていると、強面のおじさんから何かひとこと言われたあとに餅を箱からひとつ分けてもらうことができました。前述のオードブルの宅配のおばちゃんそうだけど、六渡寺の人たちってけっこう優しいのね。


SDIM5308

お気に入りのこの一枚。実は獅子頭を持っている人と、手前のキリコ役の子のうちの一人が親子なんだそう。そういうストーリーがあると、やっぱりこういう集落挙げての祭りって良いよなあと思うんですよね。


SDIM5310

演目の名前は忘れましたが、射水獅子で良く聴かれるこの演目の笛の音が好きで、息ぴったりに合う足さばきも観ていて楽しいんです。


SDIM5317

ところでこの六渡寺の獅子頭は、頭の中に持ち手があるタイプではないやつで、こうして頭をすっぽり中に入れて両手で支える感じのやつでした。これはこれで腕の力が相当いるだろうなあ・・・。


SDIM5326

なので、移動中はこうして頭に乗っけて歩くという(苦笑。これもまたユーモラスで味のある風景かもしれません。


SDIM5320

六渡寺の獅子舞を観に来ていちばんに気に入ったのが、その掛け声の活きの良さ。写真中央のオッサンの声がまたよく通って、これぞ港町の獅子舞!って感じで楽しくなってくるんですよね。それと比較すると、南砺の方の獅子舞はこれとはまた異質な雰囲気で、獅子が奇声を上げてるだけなもんだから、先に射水獅子から入るとシュールに感じることが多いと思います。


SDIM5325

先ほどのオッサンが獅子頭に入りました。元からこうだったんじゃないかというほどにフィットしていますよね。しかし、いちばんの声の主がいなくなった途端、掛け声が急にしょぼくなるのは否めなかったなあ・・・。ここはちゃんと後継者の育成をだな(ブツブツ


SDIM5322

右端の赤いジャージの人が鳴らしている楽器、あれはなんて言うんだろう。もしかしたら初めて見たかも。その独特のリズムが短い演目の中でも良いアクセントになっていて興味を惹かれました。あ、そうそう。この町内を回る獅子、一回30秒くらいのを一軒一軒やるんですよ。だからこう、エンターテイメントというよりは本当にミニマムな行事というのが感じられます。放生津地区のはひとつひとつが長くて見ごたえがあるぶん、物足りなく感じるところもあるかもしれませんね。

というわけで、次男がとくに楽しみにしていた六渡寺の獅子舞はこれでおしまい。本当は夜の部の時間まで居たかったんですが、宿題をやらせないといけないので、昼の部の最後にやる団地の前での獅子舞を観て帰りました。そのときの様子を動画でも撮っていたので、良かったら観てみてください。

獅子のあとについて行ったおかげで、団地前ではいい場所が取れなかったんですが、代わりに地元の人の声が聞けてなかなか面白かったです。これってたぶん県外の人は聞き取れないだろうし、恐いと思っちゃうんだろうなあ(苦笑。









Raft(2)


2018年5月23日の早期アクセス版発売から1年半近くも遅れてプレイしはじめた 『Raft』。何度目かのアップデートにより、「大きな島」へ行けるようになり、そこでは地上で暮らす動物(と言っても3種類)を捕えて飼育することができるそうな。それらはアイテムを作成するのに必要なものを提供してくれるので、さっそく捕まえてみました。捕獲自体はさほど困難ではないですが、捕獲用の道具を作成するための資材を集めるのに苦労したのでちょっと時間がかかりましたね。

20191003211925_1

まずは「ヤギ」です。これで、調理台でスープを作るのに使うミルクを手に入れることが可能になりました。「阿呆」と名付けました。


20191003212000_1

こちらは「ラマ」です。名前は「馬鹿」です( 日本語のローカライズが素晴らしいですよね。マイクラなら間違いなく文字化けしているところです。このラマは身体に身に着けるアーマーやブーツ、荷物を多く持てるリュックサックを作るのに使う「羊毛」を刈ることができるようになります。ちなみに羊毛だけでは上記のアイテムは作成できず、イボイノシシを倒すことで入手できる「皮」も必要です。

さて、こうして船上での生活環境も整い、あとは海面を漂いながら島から島へと流れつつ魚でも釣りながらこのゲームを続けるんだろうなあと思っていた矢先、何やら遠くに島影が。


20191005093808_1

ムムッ?


20191005095427_1

まさかと思ったが間違いないぞ、これは噂に聞いていたあの「秘密の島」じゃないか・・・!


20191005094918_1

ネットでの情報どおり、人が暮らしていたであろう痕跡の残る謎多き島。不時着した飛行機が目印です。このほかにも「難破船の島」というのも存在しますが、それは序盤中の序盤に出現してしまい、あとで知って驚いたという。んで、この「秘密の島」にはなかなか出会うことができず、ラジオステーション到達後はこの島へ行くのが目標となっていました。


20191005094958_1

コクピットには「パイロットの帽子」が。カッコイイのでさっそく装備します。効果は知らん(ぉ


20191005095018_1

この飛行機の持ち主は今いずこ・・・。


Raft8

そんな感じで実績も解除されて、いちおう達成感のようなものを感じることができましたが、世界はとっくに滅亡して海の底に沈んでいるところからスタートしているのであんまりハッピーじゃなかったかな。


最新記事
最新コメント
月別アーカイブ
カテゴリ
サイト内検索
リンク