FC2ブログ

鉄は熱いうちに打て


梅雨に入ってからというもの、これまで生活の一部になっていた写真やブログに対してなんだか億劫になってきてしまい、撮ったはいいけれど公開するのはめんどくさく感じるようになりました。もう一週間以上 sd Quattro を触っていません。ああ、写真を撮ってるときの感覚を言葉に変換するのに疲れるようになってきたらもうおしまいかも、それとも最近はまた読書を始めたし、言語野に関してはアウトプットよりもインプットの時期なのかもしれない。

そういうタイミングで、東京から仕事で来ていた友人と待ち合わせて呑みに行くことになりました。以前、別の友人の友人(初対面)に言われて印象的だったのが、「この年齢(40過ぎ)になってできた友だちは大切だよ」って言葉。そうだよなあと思いながら、初夏の富山をオッサン二人で居酒屋の開店時間までぶらりと散歩をキメるわけです。しかも今回はふたりともゴリゴリの SIGMA ユーザーなのにも関わらず 「重たくて大きいカメラは疲れる」 という理由でサブのコンデジしか持たないという(笑。まあ、外はちょっと蒸し暑いしたまにはいいんじゃね?

DSC04652

というわけで、最初のデート現場は数年前に娘と行ったことのある 『ソフトクリーム畑 富山本店』 さん。大手町まで歩いてきちゃったので、市民プラザで何かイベントやってないかなと思いましたが、公式サイトのイベント案内が分かりにくかったんで入るをやめて思いつきで入店した次第。




DSC04651

おれは抹茶の何かを食べました。美味しかったです(語彙力。

ソフトクリームで体を冷ましたあと、まだ時間が余っていたのでほかに何か面白いところはないかと思案してみると、渋めの美術館が近くにあることを思い出しました。2019年5月に逝去されたリードケミカルの創立者、森政雄氏の貴重な刀剣コレクションが展示されている 『森記念秋水美術館』 でございます。静かな場所だし、前回は次男を連れて来てしまってゆっくり観られなかったからね。




DSC04654

ところが、すっかり忘れていましたがこの森記念秋水美術館、今の期間は3階で 『野口哲哉展 鎧ノ中デ ―富山編-』 をやっているんだった!うおう、これは思い出してよかった。こういう機会でもなければ富山市街には足を運ばなかったんだもんなあ~。


DSC04655

です。


DSC04674

もうね、いちいち表情が良いの(笑。


DSC04662

何百年前でもどこにでもいそうな顔(笑。


DSC04659

特に気に入ったのがコレ。あ、この作品展というか美術館は写真・SNSは全然OKです。ただし、フラッシュ撮影や動画撮影はNG。そして毎回こういう場所で経験するのが、構図を決めたりピントを合わせるのに時間をかけていると 「動画を撮っている」 と誤解したようにそわそわし始める監視係の人の視線(苦笑。室内な上に透明ケース入りの被写体なもんだからめっちゃ苦労した。そしてこの写真もブレた。


DSC04661

”Rocket Man” というタイトルの作品―。これも観ていて楽しいなあ、スチームパンク作品なんかより絶対楽しい。


DSC04668

それでいて、ちょっとモノクロにしてみたらまるで黒澤明の世界!・・・みたいな。


DSC04665

これもブレましたが、人物の表情はもちろん来ている鎧や着物の質感が本っ当にリアルで素晴らしい。それでいてコミカルでユーモラスなのだからマーベラスですわよ。


DSC04678

2階では通常の展示、森氏のガチコレクションを観ることができます。しかしここでもミニチュア侍がお出迎え。それにしてもこの美術館とすごく相性のいい作品展でしたよ。期間も8月25日までと長めなので、ぜひ行きましょう。


DSC04683

「国正」―思わず言葉を失うほどに美しい。


DSC04681

DSC04682

『鉄は熱いうちに打て』 とはよく言ったもので、自分の経験したこと思ったことを書き残すならばできるだけ早いうちにやっておかないと、なかなか筆が進まない。そもそも集中力が続かない。

それにしても、この 『野口哲哉展 鎧ノ中デ ―富山編-』 は良かった。




DSC04686

異世界を堪能したところで、ようやく 『順風満帆』 に到着。駅前で呑むことがほとんどない人生だったので、周辺の事情には一切詳しくはないけれど、曲がりなりにも魚の名産地が近いこともあって、ここ富山駅周辺には旬の魚を振る舞うお店がしのぎを削っている様子。そして、なかなか予約が取れないそうな。でも、『順風満帆』 さんは入店時間がわりと早めで人数も少なかったので、すんなり入れました。さあ、呑むぞー。


DSC04687

お通しからこのクオリティ。小さいエビが美味かったですぞ。


DSC04688

ぷりっぷりのサーモンに舌鼓のビートが止まらない。


DSC04689

なめろうだって黙っちゃいないぜ。


DSC04690

と、ここで麦ジュースから米ジュースへシフトします。三銘柄いただいたのですが、これは最初の一本 『おわら娘』 (本醸造)です。八尾町の玉旭酒造さんのお酒。Amazon で一升瓶が2,160円で売られていました(


DSC04691

ちなみにおれ、昨年の秋ごろからお酒を控えていて、正月に親と少しだけ呑んだ以外はノンアルコールで過ごし、6月に入って蒸し暑くなってきてからは週1本程度缶ビールを呑むぐらいだったんですが、この日は友人がいっしょということでだいぶハジケましたね~。途中何かを言いかけて分からなくなること3回。今でも思い出せません(苦笑。


DSC04692

焼き茄子。


DSC04693

ブリカマの塩焼き。


DSC04694

子供のときから好きだったサス(カジキマグロ)の昆布〆。昆布といえば富山だもんね。

というわけで、これ以降の記憶がほとんどないので写真もありません。泥酔まではいきませんでしたが、会計とお別れのあいさつだけはちゃんと覚えていて、友人からお土産に東京ばな奈をいただいて帰ったのも覚えてました。でも、そうやって富山駅から家にたどり着いたのか・・・。歩いて40分くらいで着くっちゃ着くんだけど、どのルートを通ってきたんだろう。

そんなことより、久しぶりに二日酔いになっちゃって、午前中は仕事が全然手に着かなかったぞ。また、呑みたいな。





スポンサーサイト



サプール2019展に行ってきた


ちょいと大阪は難波方面に行くついでがあったので、4月19日(金)から5月6日(月・祝)まで開催の 『サプール2019展』 を覗きに「なんばパークス」 7階のパークスホールへ行ってきました。

IMG_0037

この写真展を知ったきっかけはSNSだったわけですが、”サプール”ってどっかで聞いたことあるぞ、そうだ何年か前にテレビで見たやつだ。あまり裕福ではない国の人々が、世界の有名ブランドの服を着込んで町を闊歩するという一見異様な―あとから知ったのだが、これは短期間のうちに熱病のように流行ったものではなく、90年以上もの歴史のある文化なのだ。

たまたま行き先が近いので、直前に思いついて足を運んでみたけれど、なかなかどうして面白い。彼らの流儀は一本筋が通っているのだ 。”服が汚れるから争わない”、そんな平和主義の彼らをフランス語の 「Société des ambianceurs et des personnes élégantes」 の頭文字を取って”SAPE”(サップ)とも呼ぶ。その意味を日本語に訳すとするならば、~エレガントで愉快な仲間たちの会~とするべきか。


IMG_0035

しかし不思議だ。コンゴという決して平和とは呼べない地域に住む彼らが、年収のほとんどをつぎ込んでまで傾(かぶ)くことに情熱を傾けるこのサップ=サプールとはいったい何なんだ。ちなみに、タバコのパイプもあくまでもかっこつけで口に咥えているだけで、葉巻に火は点けないらしい。たぶん、汚れるから?(笑


IMG_0036

こうしてブランドのタグを見せびらかすのもスタイルのひとつらしい。


IMG_0034

展示はこんな感じで大きく引き伸ばした写真を天井から吊ってありました。そうそう、作品の撮影は全然オッケー無問題。なんなら入場料はおとな500円のワンコインというリーズナブルさ。


IMG_0038

そして、個人的にツボだったのはヨージ・ヤマモトに身を包むサプールたちの写真。ヨージ・ヤマモト、おれの独身時代が長くてもう少し無茶をする勇気があったなら間違いなく選んでいた服だったろう。年を取った今ならなんとでも言えるけどね。これもあとから知ったのだけれど、そもそもこの写真展の企画意図もこのヨージ・ヤマモトを着込んだサップたちにあったのだ。ちょうど二日前に 『Yohjiを愛したサプール』 という写真集が発売されたらしく、物販コーナーにも平積みされてあったなあ。へー、どんな人がこの写真を撮ったんだろう―


DSC04611

というわけで、写真集のほうは荷物が嵩張るという理由でスルーしてポストカードをちょろちょろっとつまんできましたぞ。6枚買ったうちの1枚はこのあとに会った友だちに ”気に入ったのを選んで” と言ってプレゼントしちゃいました。さて、そのお会計のときの物販コーナーの係の人(精算はiPadで現金の管理は紙袋という手作り感)に、「今なら写真撮ってもらえますよ」と声を掛けられ、素で「えっ誰と?」 と聞いたら後ろに立ってる人を指さすではないですか。んで、「いや、知らない人なんだけど」 とこれまた素で答えたら、なんとこの写真展の作品の撮影者の人がすぐそばにおられたじゃないですか!

やっべえ、絶対聞こえてた・・・。


BYOX8881

とか言いながら、ちゃっかりと記念撮影をさせてもらい、買ったポストカードの中でいちばん好きなやつにサインまでいただきました。今思えば写真集もここで買っとけばよかったなあ・・・カバンの中がほとんどカメラだったのがいけなかった(苦笑。ええ、結局買いましたとも、Amazon で。

そして、自宅に帰ってから知ったのですが、撮影者の方は「SAP CHANO」という名前の写真家で、サプールをずっと追い続けているそうな。もう、大阪に来るまでの間にちゃんと予習しておけば良かったんだよなあ、でも忙しかったんだものなあ・・・と自分に言い訳をしつつこのブログを書いてるんだぞう。

最後に、自分の復習用に動画のリンクを貼ることにしました。注文した写真集は5月のアタマに届くらしいので、それまで繰り返し観ておこうと思います。





あ、ライカだ。




ただ着飾って自慢したいのではない。あくまでも平和を願うことへの表現方法のひとつ。何度も何度も戦争があったから。


サプール2019展 - なんばパークス

本当に直前に思いついて来てみたら、なんかちょっと楽しかったぞという写真展でございました。これから行こうと思われた方は、ちょっとだけ予習しておくとサプールの奥深さが理解できて面白いと思うよ。




三沢厚彦 ANIMALS IN TOYAMA に行ってきた


そのうち観に行こうと思っていて、気がつけば最終日を迎えていた三沢厚彦さんの作品に行ってきました。

SDIM3763

お題は ”ANIMALS IN TOYAMA” 。富山県美術館にも恒久展示としてシロクマの親子の彫刻が置かれていますが、今回は他の作品を一堂に集めて展示しちゃおうってわけ。


IMG_6113

美術館の入り口ではこぐまくんがお出迎え。いわゆる木彫りの熊ですが、シャケを口にくわえていたりはしません。


IMG_6115

作品の撮影は、一部の展示室のみOKでした。クマのほかにも空想上の生き物や、爬虫類、コウモリなどバラエティ豊かな動物をモチーフにした作品であふれていて、しかもそのサイズがそれぞれのほぼ実物大なものだから、けっこうなボリューム感でしたね。


IMG_6117

また、彫刻だけでなく絵も展示されていて、立体物も平面もイケるってすごいなと思いました。


IMG_6118

でも、なんだろう、こうしてひとまとめに観られるのはとても良かったのだけど、作品の持つ空気感みたいなものはかえって阻害されちゃってたようにも感じました。


IMG_6122

そのモヤモヤは、ふだんは近くで観ているクマの親子の彫刻を、こうして美術館の中から観たときに理解できたような気がしました。その作品の大きさ、光を浴びる角度、対面するときの距離感、周囲の空間すべてをひとまとめを作品と呼ぶべきものを、檻に入れるように展示室に置くのはもったいない(柵やロープが設置されていなかったのは素晴らしい配慮だとは思うが)。

できることなら、これら三沢作品を森の中に配置して眺めてみたいものだと思ったのだ。


IMG_6121

木彫りのアート作品は、室内に置くとまるで玄関の飾り物にしか見えない危険性を孕むものだと感じた作品展でございました。





デザインあ展 in TOYAMA に行ってきた


富山県美術館にて 5月20日まで開催されている、『デザインあ展 in TOYAMA』 に行ってきました。

DSC03755

調べてみると、2013年に東京ミッドタウンで開催されて以来、5年ぶりだとか。7月には東京でも開催されるとのことで、それに先駆けて体験できるなんて、富山に生まれて良かった!


DSC03730

会場入りして最初のセクション、お弁当の梅干しになれるやつ。行列ができていたので、おれだけ並ばされて家族は先に好きなところを見に行ってしまいました。


DSC03734

今の時代、性別を色で決めるのはナンセンスだと思ったやつ。人はそれぞれのカラーを持つもんだ。他者に決められることなどないはず。これが5年前の展示をそのまま持ってきたものだとしたら、それはちょっと・・・と思っちゃう。


DSC03754

タッチパネルの画面に自分の名前を入力すると、その文字が顔のパーツに置き代わるという装置。最初、なにがなんだか分からずに触ってみたけれど、これ面白いわー。顔を構成するものの形と文字の形を融合させるとは、錆びついた感性が揺さぶられるぜ。


DSC03750

いくつかのアングルから同じ対象をモデルにデッサンするやつ。これは花見といっしょで場所取りが肝心かと。おれはそもそもこの自転車の置き方自体が気に入らなかったのと、絵を描く場所が固定されていたので不参加。なんなんだこれ、自由度の低い”アート”やなあ(ぉ。


DSC03741

しかし、それでも果敢にチャレンジする画伯。保育所の年長さんなのに係の人に小学生に間違われること2回(実話


DSC03751

次はママの番。ふだん、おれ以上に人混みが苦手なのに、この日は珍しく付き合ってくれた。


DSC03752

描いたデッサンは、スキャナーで読み込んでプロジェクターに投影されるはずが、システムの不調で数度にわたりエラーを起こしてました(苦笑。


DSC03753

(係の人が)気を取りなおして無事投影できた、画伯の作品。


DSC03756

次は、「あ」の文字をもとにデザインを広げていくやつ。商業デザインとか好きだったり、得意な人にはストライクゾーンですよね。おれは抽象画を描くのが好きなほうなので、こういうのは超ニガテ。

あと、せっかくデートで来てんのに、自分のセンスの高さをひけらかしたいのか、すごい集中して絵を描いている男の子が多かったですねえ・・・。彼女ほったらかしで(笑 そんな余計なことばかりに目がいってしまう人間観察魔なのであった。

このコーナーには来場者の作品も展示されていましたが、中には明らかにこの場で用意されていない画材を用いているものが散見されていたので、なんだかなあと。きっと自宅に持ち帰って時間をかけて描いたあと、後日あらためて作品投函ポストに入れたっぽい。

入場料 1,300円 を2回払ってでも目立ちたいんかと。


DSC03757

というわけで、どの作品も発想そのものはとても素晴らしいと思うけれど、既知のものをちょっと切ったり歪めたりしただけに過ぎない、ベースの形からいまひとつ抜け出せない歯がゆさを感じなくもなかった展覧会でございました。

もともとのコンセプトとして世の中に存在するモノの形の面白さを子供たちに気づいてもらうには、ちょっとパンチが足りなかったんじゃないかな。家族で参加するイベントとしては楽しかったけれど。





THE ドラえもん展 TAKAOKA 2018 に行ってきた


「あなたのドラえもんをつくってください。」―

国内外で活躍する28組のアーティストたちにそんなお題を投げかけて制作された作品を集めた、『THE ドラえもん展』 が 2018年3月16日(金)から5月6日(日)まで、高岡市美術館にて開催されています。

SDIM1420

入場料は一般(ふるさとギャラリーを除く)1,300円、4歳から小学生までの年端もいかない子供は500円です。

昨年の秋には東京は六本木ヒルズで開催されていましたね。 - THE ドラえもん展 TOKYO 2017


SDIM1416

2時間無料の地下駐車場にクルマを停めて地下入口から美術館に入ろうとしたら、なぜか外に出てしまいました。 何を言っているのか分からないといますが、おれも何をされたのか分からなかったです。建物の構造が凝りすぎているおかげで軽く遭難しかけました(

さてさて、この作品展は写真撮影がOKというエリアが多く、逆に写真撮っちゃダメとされる作品のほうがむしろクソつまらない感じでした。


DSC03707

DSC03708

DSC03709

大好きな梅佳代先生の作品。”視点はいつもこうでなきゃ” と思わずにはいられないものばかり。


DSC03710

表紙カバーのないところなんか反則。


DSC03712

今回の作品展の見所の頂点はこの巨大しずかちゃん・・・ではなく、このあと地下展示室に案内されてから観ることができる、とある作品だと思います。さながらあの「ブラックボックス展」のように暗幕で仕切られた狭い部屋に入るわけですが、子供とではなく自分一人で来たことを後悔するくらい、ずっと何時間でも見ていたくなる作品でした。

会期は長めだし、いつか次男を連れてもう一度来ようかと思います。


SDIM1419

せっかく来たので、美術館を出て少し待ってから近くのJR氷見線・越中中川駅の踏切でハットリ君列車を撮りました。この日の気温は20℃にも届こうかというくらいの暖かさで、つい 「まじま」 の十段ソフトを食べたい気分になりましたね~。




アクセス
最新記事
最新コメント
月別アーカイブ
カテゴリ
サイト内検索
リンク
Powered By FC2ブログ

今すぐブログを作ろう!

Powered By FC2ブログ

QRコード
QR