One Too Many Mornings


半年ほど前に iPhone 5s から iPhone 7 へ機種変したばかりなので、iPhone 8/Plus や iPhone X の話題は遠巻きに眺めている程度だったんですが、Apple といえばヤマザキマリさん作画の 『スティーブ・ジョブズ』 が読みかけだったことを思い出し、未購読だった 4~6巻をまとめ読みしました。

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この物語の結末はもう、誰でも知っているので言及はしませんが、iPhone 4 を買って初めて Apple ユーザーになった程度の自分が、初めてスティーブ・ジョブズに親近感を抱いたのはこのエピソード。

晩年、iPod が生まれた当時の背景を自伝の作者として指名したウォルター・アイザックソンに語るスティーブ・ジョブズ。

知らなかったけど、ボブ・ディランのコアなファンだったんだね。


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スティーブ・ジョブズをヒーローと崇めるアップルファンは多いと思うけれど、その彼にもヒーローがいて、好きな曲があったとは。それだけで人の価値観のすべてを決定づけることはできないが、どんな感じ方をする人なのかを理解する手掛かりにはなると思います。


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彼が選んだ曲は”One Too Many Mornings”。(1964年発表)―邦題は「いつもの朝に」 とされていますが、なんかニュアンスに違和感を感じなくもない。”Too Many” というのは「多すぎる」という意味のはずなので、「いつもの~」みたいなありふれた感はちょっと違うし、先頭に ”Too” が付くことでわりとネガティブな意味になると思うんだけどなあ。

というわけで、おれが思うにこの曲を聴いていたであろう10代のころから、リード大学時代―見事なまでのヒッピー青年だった―に至るまでには、周囲からは気づかれないほどの苛立ちを感じていたのではないかと。それでも長い時間を歩んできたという感慨にも似た感情が、iPod 誕生時にはあったのではないかな、なんて。そしてそれはヒッピー時代なんかにこの曲を聴いていたときと感じ方は異なっているのかも。

もう、彼自身の本当の曲への想いは大川隆●法であっても聞くことはできないけれど、好きな曲があるというだけで、スティーブ・ジョブズについての理解が少しは深めることができそうな気がします。

スティーブの没した2011年に設計図が完成した Apple の新社屋、そしてその敷地内にある 『スティーブ・ジョブズ・シアター』 にて、
iPhone 8/Plus そして iPhone X の発売が発表されました。



Apple新社屋の建築がすごい! 1——ビックリの新構造を秘めたシアター編 - flick! News



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QJ vol.132


QJ 買いました。と言っても求人情報じゃないっすよ(ぉ

すすんで音楽を聴かなくなってからずいぶん経つけど、久しぶりにこういう雑誌買ったなあ。

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お目当ては、飛ぶ鳥を落とさんばかりの勢いで国内ヒットチャートを賑わせようと、アルバムリリース前から自らSNSで発信を続けてきた努力の人であり宇治の至宝、岡崎体育の特集でございます。


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そうそう、アルバムもちゃんと買ったやで。初動のランキングが出てしばらく経ってから・・・。

まあ、発売前のセルフキャンペーンがちょっとうぜぇなというか、間違いなく非凡な才能を持った人なんだからどんと構えていてほしいと思ったりもして、ちょっと引いてた部分もあったけど、よく考えたら彼の年齢でここまでガツガツ前進かつ上昇しようという意思を見せてくれる人って最近見かけたことないよな、と思ったわけで。最初こそCD買うのめんどくさいからダウンロードでいいやと思ってたけど、歌詞カード読みたくてやっぱりCD買った。


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嫁と娘になぜか呆れられながら(彼のビジュアルか?)もこの雑誌を手に取った最大の理由は、特集ページの写真の一部をあの梅佳代さんが撮影されてたからなのだ。

梅佳代さん独特の視点と作品のトーン+岡崎体育。これを想像すれば、どんな化学反応が起きるか楽しみで仕方なかった。もちろん、期待以上でとても良かったです。・・・おれもフィルムカメラ買おうかなあ。


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ちょっとグッときたのはこのインタビュー。

30前の良い大人が母親同席で子供時代からの話をするなんてどうかと思わなくもないですが、彼がどんな道筋を辿って人格を形成していったか理解できるような内容で、特に小学校時代にリコーダーでオリジナル曲を先生の前で演奏するもクオリティが高すぎて逆にパクリを疑われた上、パクリだと無理矢理認めさせられて泣いて家に帰ってくるというくだりなんかは、その後の彼の人を食ったような作品が多いのを見るにつけ、妙に納得できたりもして。

あと、岡崎体育の曲聞いてて何が響くって、歌詞と逆がきちんと一体となってるところなんですよ。まるで80年代後半のフィル・コリンズみたいに隙がない。


今週の君のことは君が決めればいいし
誰かに何を言われてもずっと輝いていて ― Holoscpe


ふざけているようで、刺さるフレーズを放り込めるのは才能以外の何物でもない。

Blue & Lonesome / The Rooling Stones


2005年リリースの”A Bigger Bang”以来、11年ぶりとなるストーンズのアルバム、”Blue & Lonesome”
が出たということで、さっそく iTunes で購入。

デビューから半世紀を過ぎたこのタイミングでの原点回帰、または”始めは誰でもバンド少年だった”ことを
忘れちゃいないぜ! とあらためて宣言しているかのようでもあり、50年以上経ってもストーンズは止まる
ことなくストーンで居続けることがとても嬉しいですね。

Blue & Lonesome

ストーンズといえば、チャーリー・ワッツが酒に酔ったミック・ジャガーに、”よう、俺のドラマー!”と抱き
つかれたのを、自分がミックとキースのバックバンドと軽く見られたと捉え、紳士らしく身支度を整えてから
”お前こそ俺のボーカルだろうが!二度とそんなことを言うな!」”と言って殴り倒したというエピソードが
最高に好きで、屋台骨がしっかりしてるバンドってやっぱり長生きするんだなあと思った次第。

ちなみに、このエピソードに関わらず、ビッグネームに名を連ねながらも謙虚な姿勢で音楽に取り組む
姿から、メンバーの中ではチャーリー・ワッツがいちばん好きです。


さて、このアルバムではあのエリック・クラプトンもゲスト参加。彼も何年か前にブルースのカバーアルバム
出してましたよね。ミュージシャンとして成功していてもなお、ヒットに溺れず自身がいちばん好きだった音楽
を忘れないのは素敵なことだと思います。

そういえば、同時期にスティングもアルバムをリリースしてましたね。
こちらも、これまでの耳に馴染みやすい路線から久しぶりにロック・ミュージックに回帰だそうで。
邦題が 『ニューヨーク9番街57丁目』 って、岡崎体育なら『中京区金吹町烏丸通御池上ル』ってタイトル
つけそうな気もしなくもない響きだよね。

知らんけど。



BASIN TECHNO / 岡崎体育


掃いて捨てるほどいるアーティストのMVにありがちな演出を、完膚なきまでに揶揄した
その名も 「MUSIC VIDEO」という曲で一躍時の人となった岡崎体育のメジャー・デビュー・
アルバムを衝動的に買ったぞ!

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実はすでに iTunes で購入済みで、毎日の通勤で絶賛ヘビロテ中なわけですが、なんでまた
そんな無駄なお金の使い方をしたかというと、DVD付の初回限定版を高岡イオンのHMVで
見つけちゃったからです。


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なんかよう分からんけど、レジで変なカードもらいました。
こんなもん、どないせぇっちゅうねん。いちおう、もらっとくけど(ぉ


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安心してください、DVDにはもちろん 「MUSIC VIDEO」 も入ってますよ!

他の収録曲もセレクトが絶妙で、収入が等分されるバンドを痛快にdisって結局ピンを
選ぶ姿を歌った「FRIENDS」なんかはMVありきの曲ですし、「家族構成」もしかり。
特に”兄、兄、兄、俺” の歌詞の部分なんか、お茶こぼしたわバカ野郎w

「Voice Of Heart」どうシチュエーションを歌ったものなのか、MVを観てようやく納得。

そうそう、岡崎体育って地元のスーパーで働きながら活動してたらしいんよね。
歌詞カードの ”Special Thanks” のところに 『万代宇治樋ノ尻店』 って書いてあったから、
たぶんそこの惣菜売場担当なんでしょう。
「Voice Of Heart」の歌詞でも、それっぽい部分があって笑えましたけど。


宇治といえば、嫁が短大生時代に独り暮らししていたエリアだったので、好奇心から
Google Map で調べてみると、嫁が当時住んでたマンションから万代宇治樋ノ尻店までは
半径5km圏内という驚きの近さ!
ちなみに嫁は近商向島店のパン屋でバイトしてた。

任天堂の宇治工場もこの近くで、現在は分かりませんが、10年くらい前にはDS Lite の
修理品なんかはここに送ってました。


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このアルバムで本当に聴くべきはこの2曲。「MUSIC VIDEO」なんか、ただの飾りです。

「スペツナズ」は、ボコーダーを介して歌われる意味がありそうでなさそうな奥深い言葉遊びに
揺蕩いながら聴くべし。考えるな感じろ!
あと、ドラムが最高にクール。誰が叩いてんだろ。

「エクレア」はもう、名曲過ぎというか、こういう詞を書けるアーティストにはなかなか出会えないよ。

”いい曲といい歌はいい人といい場所で いい曲はいい人と共に”


アルバム収録曲が8曲と少ないけれど、それはセカンド・アルバムも期待してねって意味と
捉えておきます。


岡崎体育、覚えておくぞ。


Smells Like Teen Spirit


デヴィッド・ボウイを喪ったあとの心の隙間を埋める旅はまだまだ続きます。

ボウイを知ったのは’80年代の俳優活動がキッカケで、実際に彼のアルバムをちゃんと聴いたのは
その10年後くらい。その間はボウイを活動を共にしたことのある人の曲を聴いたりとかで、
デヴィッド・ボウイの名をなんとなく忘れないでいた、という感じでしょうか。

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聴く音楽の幅は田中角栄が拓いた新潟の国道くらいあると自負しているわけですが、’90年代のはじめくらい
はエリック・クラプトンを良く聴いていて、映画 『パルプ・フィクション』 でジョン・トラヴォルタがカムバックを果たした
ころとちょうど被った流れで、”Change The World” を良く聴いてましたね。
その後、ベイビー・フェイスつながりでマライア・キャリーを聴くようにもなったけど、ベイビー・フェイス自身の
歌い方はちょっとウザいよね。

ちなみに新潟へは十日町くらいしか行ったことがないので、細い県道しか経験してません。


んで、何を言いたかったかというと、当時は ”MTV アンプラグド” なんてのが流行ってましてですね、
ふだんは楽器をアンプにつないで(プラグドして)演奏してたミュージシャンが、個々の代表曲を生楽器で
演奏するという企画でライブ演奏してたのを、MTVが放送してたんですよ。

そして、クラプトンの放送のときには上述の ”Change The World” も演奏されたわけなんですが、
共演者が(素人が聴いても分かるくらい)ヘタクソだったのに、後に編集せずそのままリリースした男気に惚れました。
その ”アンプラグド” に カート・コバーン率いるニルヴァーナ(高校の同級生でHM/HR好きのH野さんは意地でも
ナーヴァーナって発音してたな、彼女元気かなあ)が出演したと知って買ったのかどうかさえも忘れたけれど、
とにかく手元にはなぜか ニルヴァーナのアンプラグド・ライブのCDがあったわけで。


そのアンプラグド、生演奏縛りの企画のはずなのにエレキ・ギターが使われている曲があって、
「そんなんありかよ!」 と当時も突っ込んでたわけですが、その曲がボウイの”世界を売った男”のカバー
を演奏したニルヴァーナだったんですよね。当時、その曲がデヴィッド・ボウイの曲だと知らなかったので、
今になって、ちょっと驚きましたね・・・。

ここにもデヴィッド・ボウイがいたかと。


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[ Canon EOS M2 / EF-M 22mm F2 STM ]

アンプラグド盤、実家の倉庫に保管しているダンボールの中にあるんだろうけど、取りに行くのも億劫なので、
件の”アンプラグド”からの曲もボーナス・トラックとして収録されている、ベスト盤をダウンロード購入。
どんだけ引きこもりなのかと(爆

グランジ・ロックとしては、今や物足りない音だと感じなくはないですが、カート・コバーンの死もショックだったな。


エリック・クラプトンも70歳、過去に共演した B.B.キングも昨年鬼籍に入ったんだよね。
(LP持ってたけどカビ生えちゃった)
自分が年齢を重ねていくとともに、常に心の奥にあった音楽の演者たちも老いていく・・・。


さて、つぎはパール・ジャムかフー・ファイターズを聴こうか。

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