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カミソリと昼行燈


インフルエンザに罹って寝込んでいたとき、次男がしきりに部屋の前で 「パパ熱出して寝とるから、おみやげあげるん」 と言って折り紙で作った何かと思しき何かを並べ始めたのを布団の隙間から薄目を開けて見ながら、冥土の土産か?と思っていたら、「お見舞い」 の言いまつがいだったのね。

結局、作ってくれた何かが何か分からないまま快復してそれを机の上に並べている今日このごろ、みなさんいかがお過ごしですか?

世間様ほど忙しく動き回っていないつもりでも、いつの間にか疲れがたまっていたんでしょう、正味3日間ほど床に臥せっていると、これまで抱え込んでいたであろうものがどこかへ行ってしまって、たとえ身体は動かせなくても何だか気持ちが晴れ晴れとしているという不思議な感覚を憶えました。

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というわけで、ここしばらく億劫になっていた写真散歩もボチボチ再始動といった感じです。今回のお題は、『半世紀前のレンズを使って sd Quattro でぼんやり撮ってみよう』 です。いろいろ言いたいこともあるでしょう、でもこれで良いんです。ミラーレスカメラにマウントアダプター経由でオールドレンズを着けて遊びたいだけなんです。開放からシャープとかカリッカリの解像度ってなんだっけ?


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病み上がり後の最初の休日でしたが、親類のパソコンの入れ替えを長芋一本の報酬でやることになったので、約束の時間までちょっと散策をば。場所は呉羽丘陵にある五百羅漢とかがあるようなあの辺りです。


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ペンタキシアンだったころから、散歩に行っては切り株撮ってたのを思い出した。このしっとりした緑色が懐かしい。これが SIGMA のカメラとレンズで撮ったらやや黄色っぽくなるんですよね。それもそれで嫌いではないのだけれど。


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35mm 換算 28mm の画角は久しぶり。これまでずっと標準域よりもやや中望遠ばかりだったから妙に新鮮だ。たいした写真を撮りに来たわけでもないのに、なんだか次々とシャッターを切りたくなってしまった。この散策路はいつか次男を連れてもういちど来てもいいかな、でもまた木の棒を持ち帰ったのを嫁に見つかって怒られるんだろうな。


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機材の持ち味に寄り掛かるのは不本意ながらも、今日は敢えてそれをやる。しかもこれがまたすこぶる面白い。


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逆光がこんなに楽しいとは思ったことはなかった。


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愛用していた 50-100mm F1.8 DC HSM Art なんかだとこういうシチェーションではすっごい汚い緑色のハレーションが起きるんだけど、これは何なんだ? まるで寝起きで散歩しに来たときに見た日の光そのままじゃないか。←それそのものです。


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さておき、この場所はちょっと足場は悪いけれどシグブラ誘致に持ってこいじゃね?とちょっと思った。


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XCSOURCE M42-EOS EF MOUNT ADAPTER


にわかに再燃してきたオールドレンズ遊びのために、今まで持っていそうで持っていなかったマウントアダプターを買いました。

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どこのお国か存じませぬが、Amazon でおおむね評価の高かった XCSOURCE という聞き慣れぬブランドのものを選択したでござるよ。マウントアダプターといえば KIPON 一択と思っていたことがありましたが、2年くらい前に PENTAX をこじらせていたときに痛い目に遭ったので、今回のマウントアダプター選びにはちょっと悩みましたねえ・・・。

なんたって M42 マウント用のアダプターは数えきれないくらいに種類があるし、その中でも”質”の部分で安心できるものがあるかなんて、それこそ情報が少なければ人柱になるしかありません。今回は使用するボディがサブカメラの EOS 7D なので、多少のトラブルなら笑ってネタにできるかもしれないと思ったのは本当(ぉ


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ところで、これは実際に使ってみないと分かりませんが、マウント部に何やら端子みたいなものが付いているのはなんなんだろう?早いとこ試してみたいですなあ。


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さて、ここで M42 マウントレンズの特徴について復習です。 M42 マウントを採用したレンズのマウント部にはこんな感じの押しピンが付いています。カメラに装着した際にこれが押されることでマニュアルフォーカス時に絞り羽根が動かせる仕組みなんですが、


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押されていないと、常に開放になるんです。以前、この仕組みを理解していなくてカリッカリに撮りたいはずがユルユルになってました。知らないって怖い。


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んで、このようにマウントアダプター側でピンを押してやることで、そんなうっかりさんともサヨナラできるわけです。


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ね?ちゃんと絞り羽根が動かせるようになったのよ。これで一安心。さて、あとは先にEOS 7D に付いてるマウントアダプターの外し方を思い出すだけだな。


Asahi PENTAX Super Takumar 28mm F3.5


毎週のように宅急便でレンズが届くので、だんだん嫁の目が厳しくなってきている今日この頃、
いかがお過ごしですか?

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さて、今日のお題は 旭光学(ペンタックス)のスーパー・タクマー 28mm F3.5 でございます。
1961年に発売された銀塩カメラ、ASAHI PENTAX S3 の対応レンズとして発売されました。
ってことは、半世紀もの歴史あるレンズってことか!

今回入手できたのは、同じ仕様の中でも初期にあたるもの。実はまだ何も知らなかったころに
後期型を入手していて、あとからこの前期型の存在を知ってずっと探していました。


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さらに、その前期型にも4種類もある上に、こっそりとマルチコーティングの施されている個体まで
あるというカオスっぷり。
さすがに全部集めようとは思いませんが、錆びついた収集癖がちょっと首をもたげてきましたね(ぉ

備忘録として特徴をまとめると、
・フィルター径が58mm
・最小絞りがF22(後にF16までとなる)
・絞り輪が円筒形
・F8の位置にスナップマーク指標がある
・文字がフツラ書体(前期型の一部、または後期型はヘルベチカ書体)
といった感じ。

また、後期型との大きな違いはそのレンズ構成で、後期型の7群7枚に対し、6群7枚となっています。
このへんは個人的にはチンプンカンプンで、つまるところ写りが良いのが前期型、という単純な理由で
興味を持ったというのが大きいです。

ところで、不思議なのは年代的に黄色く変色していてもおかしくないのに、このレンズ、
めちゃくちゃふつうに綺麗なんですよね・・・。


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さて、おまけとしてスカイライトフィルターが付いてきました。デジタル時代には必要ではないと思い
ますが、ヴィンテージレンズ・コレクターとしてはちょっとウレシイ。
専用フードもあるようですが、ただでさえデカイレンズなのに、さすがにちょっとなあと思ってます。


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んで、サイズ比較でーす。

左から今回入手した前期型の Super Takumar 28mm、そして後期型の 28mm。
こうやってみると、後期型ってえらいコンパクトっすねー。5勺のぐい呑みとほぼサイズが変わりません。


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横に並べるとこんな感じ。これで同じ 28mm F3.5 とは思えないくらいに感じます。
後期型のフィルター径は49mm で、NEX 用に持っていたNDフィルターとかがそのまんま使えて便利。
でも、描写力は前期型と比べて劣るそうな。
そこらへんは追い追い比較してみようと思いますが、小さいというのもひとつの正義だし、その存在を
否定しようとは思いません。


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というわけで、さっそくレンズアダプターカメラに付けてみます。純正のマウントアダプターリングが
とっても便利。
先日、KIPON の仕様の違うマウントアダプターを付けて外したときにできた傷が気にならなくもないですが、
こうやって写真に撮ってみると、言われなきゃ気が付かないかもなあ。
まあ、よっぽど気になるのなら、そのうちマウント部分だけ部品交換してもらえばいいのかも。


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さておき、装着感はこんな雰囲気です。艶のある後期型の鏡胴とは異なり、ちょっとくすんだ感じに
見えますが、50年近い年代を考えると、これでも十分に美品かと。
ああ、早く春にならないかな。

そうだ、来週 岐阜まで桜撮りに行くから、そのときに連れて行ってみよう。


つづく




KIPON M42 - K MOUNT ADAPTER


マウントアダプターを追加購入しました。

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K マウントの PENTAX K-3II で、M42 マウントのオールドレンズやロシアンレンズを使うための
マウントアダプター。数年前まではほぼ KIPON 製しか選択肢がなかったように思いますが、
近年はいろんなブランドのアダプターが発売されていて正直迷いました。
でもまあ、ここは安定の KIPON ということで。


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左)が KIPON 製、右)が PENTAX 純正の M42 - K マウントアダプター。
純正品を持っているのに何でまた敢えて社外品を?と思うかもしれませんが、KIPON のこのマウント
アダプターをよーく見ると違いが分かると思います。


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約3年前に入手した aus JENA Tessar 2,8/50 のような押しピンタイプのレンズを、純正のアダプターを
介して使おうとするとピンの部分が遊んでしまいます。


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これがどういうことになるかというと、このピンと連動した鏡胴側面のスイッチが常にフリー状態の
ままなので、せっかくのレンズなのに、絞りが開放のみという制約が生まれちゃうんですよね。
まあ、このスイッチを指で押さえながらであれば、実絞りで撮影も可能といえば可能なんですが、
指が痛くなるだけです(苦笑

以前はこのことに気づかないまま、絞り開放のまま写真を撮りに行き、物足りない思いをして来ました。


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それが、マウント側が狭くなっているこの KIPON 製マウントアダプターを使うことによって、ピンは常に
押されたままになるので、これでようやく実絞りで撮影できるわけです。


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ちなみに、旭光学のタクマーレンズだと、切り替えスイッチがあらかじめ付いているので、不便を感じる
ことがありません。AUTOの位置でもK-3II のハイパーマニュアルモードがちゃんとフォローしてくれますし、
MAN(UAL) の位置では当然実絞りで撮れるので、むしろ純正さえあればOK。


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KIPON 製のアダプターにはよく分からない治具が付属していましたが、マウントへの装着用のもの
でした。純正はけっこうガバガバで、遊んでんだなーとか思ってたんですけど、KIPONのはギッチギチで
締まりが良すぎてこれまた指が痛くなるので、こういった治具を利用する必要がある、と。

ちなみに外すときにコツがあって、治具を浅めに挿し込んで回さないと外れません。
それに気付くまで時間がかかり、カメラ側のマウントにちょっとだけ傷付けちゃった・・・。


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さておき、これでようやくこの東独製のレンズ(ヘリコイド超重い)がちゃんと使えるようになりました。
機会があれば実写レビューもしてみたいと思います。



Poorman's Summicron


”プアマンズ・ズミクロン” と聞いてもピンと来ないほど、フィルムカメラには疎いんですが、
あのライカのレンズに匹敵するほどの描写をすると言われているレンズが、お手頃価格で
入手でき、かつK-3II にポン付けできる Kマウントとくれば入手せざるを得ませんでした。

”ズミクロン” の呼び名が聞き慣れないので調べてみたら、ライカ製の開放F値2.0 のものを
そう呼ぶみたいですね。ちなみに、開放F値2.8 のものはエルマリートと呼ぶそうです。

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さて、この RICOH XR RIKENON 50mm F2 というレンズ、元は同じく RICOH の XR500 という
フィルムカメラとのセット品として販売され、単体でも 9,000 円ぐらいだったというもの。
しかも、昭和50年ごろに旭光学(現・PENTAXとでもいうべきか) が制定したKマウントを採用し、
互換性のあるレンズを販売していたというから、今の両社の立場を考えると感慨深いものがあります。


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入手したのは作りの良さから人気の高い初期型。金属製の鏡胴でズッシリとした手応えを感じる
ことができます。


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話の流れ的に、今では PENTAX(旧旭光学) は RICOH のいちカメラ製品部門でしかないことに
同情して K-3II にこのレンズを付けてみるところですが、50mm のレンズは Carl Zeiss の Planar が
すでにあるので、ここは最近入手したレンズアダプターに付けちゃうぞ、と。

ちょうど KマウントレンズをEマウントカメラで使えるようにするマウントアダプターを持っていたのも
このレンズを入手することに躊躇わなかった理由のひとつでもあります。


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本来 PENTAX ユーザーで、M42 マウントのレンズも持っているのであれば、M42 - NEX の
マウントアダプターを素直に用意すべきなんですが、純正の M42 - K アダプターリングを持っていた
ため、Eマウントのカメラで PENTAX のレンズを使いたい場合には マウントアダプター2枚重ねで
使おうと考えてたのでありました。それが今回に限っては功を奏したかと。

余談ですが、純正のアダプターリングは押しピン付きのレンズには対応していなかったので、
最近また別のアダプターリングを注文しました。その話はまた後日・・・。


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というわけで、α7に付けてみた。ただ付けてみただけ。
このα7を譲ってもらってからというもの、死蔵寸前だったレンズやマウントアダプターが生き生きと
し始めたのは面白いなあ。オラなんだかワクワクしてきたぞ!

こうなってくると、APS-C センサ搭載の NEX-5N の出番がますます減るんで、いよいよまた機材の
整理をする必要が出て来た予感・・・。




つづく


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